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職員「この委任状は、ご主人が書いたものですか?」
オバ「私が書いたのよ」
職員「代理人の申請の場合は、登録するご本人が書いた委任状が必要です」
オバ「だから、私が書いたのよ。これで、主人の印鑑登録やってちょうだい」
職員「登録する本人が書いた委任状をお持ちいただかないと、申請をお受けできないんです」
オバ「主人は今、仕事へ行っているから書けるわけないじゃない。だから、これでいいでしょう? やってちょうだい!」
職員「いえ、本人が書いたものでないと・・・」
オバ「何言ってるの! 午前中にここに来た時、委任状が必要だって言うから、こうして私が書いて持ってきたのよ! 1日2回も来てるのよ!!」
職員「はい。午前中にも、お客様が書いたものではお受けできないので、登録する本人が書いた委任状をお持ち下さいと説明したはずですが」
オバ「だからこうして私が持って来たんじゃないの! 第一、主人は朝仕事へ行って、夜に帰ってきてもグロッキーで委任状なんて書けないわよっ! あんた達はいいわよ。ここに1日中座りっぱなしで・・・」
この後、だんだんヒステリックになって、声も大きくなり、市役所1階のフロアー全部に響きわたるほど、怒ってしまった。字が書けないというのなら「字が書けない方の印鑑登録について」こちらが説明しようとしても、それをさえぎってすぐ怒鳴り出す。の繰り返し。挙げ句の果てに。
オバ「何で説明してくれないの!」
ときたもんだ。
職員「私は今、何回も説明しようとしたのですが、あなたが全然話を聞いてくれなかったんじゃないですか」
そして、最後、きわめつけは。
オバ「これじゃ、印鑑登録できないの?」
職員「はい。できません」
オバ「どーして、それを早く言わないのよ! まったく!!」
職員「・・・・・(この長い時間、何でもめてたわけ?)」
「印鑑登録の話1」は本人申請の場合でしたが、今回は代理人申請の場合です。印鑑登録は代理人でも申請できます。必要なものは、登録する本人が書いた委任状と、登録する印鑑と、委任された人(窓口に来る人)の認め印です。ただ、即日登録というわけにはいきません。
たしかに、印鑑登録はトラブルが多いのでこちらの説明も慎重です。なるべくトラブルなくスムーズに登録ができるような説明をするように努めるわけです。でも、これだけ、超ウルトラスペシャル強烈なオバさんには、通じませんでした。途中、「あんたじゃ話にならないから、だれか他の人を呼んでちょうだい」と言われたのですが、内容的に難しい話ではないので私がそのまま応対していたら、その後、「他の人を」とは言わなかったので、最後まで私が応対してしまいました。
窓口でこれだけもめると、課長か、課長補佐か、主査が出てきて説明に加わるということもあるのですが、このオバさんが帰ったあとの、市民課の人達のセリフがうけた。
「1人でも仙人さんだから安心。いくら怒鳴られていても冷静に応対できるからって、こっちで言ってたのよ。横顔なんか、たまに余裕の笑顔で応対してたわよね」(さすがに余裕はないですが・・・・まぁ、なんとか。)
トラブルがあった後というのは、言葉では言い表せないほど、ものすごくイヤな気分になってしまって、ストレスが溜まります。でも、このページを作るようになって「また1つネタができた」と思うと、かなり気がまぎれるのです。これって、良いことなのか、悪いことなのか・・・。
注:印鑑登録は各市町村の条例で定められていますので、各市町村によって、若干の違いがあります。
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