新聞、テレビなどで、たびたび世間をにぎわせているこの指紋。永住者と特別永住者に人はすでに指紋押なつが廃止になっていたのですが、平成12年4月1日からは、永住者、特別永住者だけでなく、それ以外の人も全面的に廃止となりました。今まで指紋押なつ義務が課されていた非永住者(1年以上在留期間を付与された人、または通算して1年以上在留することとなる人)についても永住者および特別永住者と同様に、指紋押なつに代わり署名と家族事項を登録することになります。
平成12年4月1日以前は、指紋の押なつが必要ない人は
●16歳未満
●在留期間が1年未満(1年以上の在留期間を付与された人を除く)
●在留資格が永住者、特別永住者
それ以外の人はすべて新規登録の際に指紋の押なつが必要だったのです。登録原票用と、登録証用に2箇所、左手の人差し指です。
そして、16歳になったとき、あるいは、在留期間が1年以上になったときなども、その時に指紋の押なつが必要でした。
新規登録、あるいは、指紋が必要になったとき、どちらも、その時1回指紋押なつをすれば、その後、指紋押なつは原則として必要ありませんでした。
指紋押なつ用のインクは無色透明で、指が汚れるということはまったくないのです。まるで透明のリップクリームをほんのわずか指でさわる程度の感触。それが、押なつすると、あら不思議、黒い指紋があざやかに浮き出てくるのです。
と、それでも、当時緊張したのがこの指紋、「指紋をお願いします」というセリフを言う時です。そう言ったとたん「なにぃー!それじゃ、まるで犯罪者扱いじゃねえか!ふざけんな。そんなもんできるかっ!」と、一緒に来た日本人に怒鳴られたことも経験済み。申請する本人はポカンとしていたんです。
この指紋押なつ制度の廃止については、前々から話題になっていました。だれよりも早くそうならないかなと思っているのは、外国人よりもむしろ各市区町村の外国人登録受付担当者だったような気がします。外国人登録は、外国人登録受付担当者のためにあるわけではないので、大きな声では言えませんが、指紋押なつ制度の廃止を一番喜んでいるのは受付担当者ではないでしょうか。
とにかく、平成12年4月1日からは、それまでの指紋押なつ制度は廃止になりました。