★元市民課職員の危ない話★
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「戸籍の附票」って何だぁ?
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その3

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 さて、それでは実際に戸籍の附票を請求するのはどういう時かというと、車の名義変更や土地や建物の名義変更などが多いと思われます。
 車検証には所有者の住所氏名が記載されている欄があります。そこに記載されている住所は当然その車を購入したときの住所です。あっ、いや、車を購入後、住所が変わって、車に関してもその手続きをしたのなら違いますけど、実際にはそのままの人のほうが多いでしょう。
 

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 車を購入後、何回も住所が変わって、さてその車をだれかに譲るということになった場合、廃車する場合もかな?(車に関して詳しくなくてごめんなさい)とにかく、車屋さんから

「住民票を取ってきてください。」

とかあるいは

「印鑑証明書が必要です。」

と言われて、さっそく役所に出向き交付してもらったその証明書を車屋さんに持っていったら、車検証に記載されている住所と全然違っていて、住所の移り変わりをいろいろ説明した後、車屋さんがこう言った。(急に小説風?)

「これじゃダメだなぁ。戸籍の附票を取って来てください。」

「えっ?何?? 戸籍のヒ・ョ・ウ

「はい。そうです。住所が全然違うんでこれじゃ手続きできないんですよ。役所で戸籍の附票をとってきてください。」

 そういわれたもんだから、しかたなくまた住所地の役所へ行って、戸籍の附票を取ろうとしたら、役所の窓口職員がこう言った。

「お客様、本籍は当市ではなく○○ですね。」

「はい。そう・・・です。」

「申し訳ございませんが、戸籍の附票は本籍地の役所で発行されるものなので、こちらではなく本籍地の役所へ請求していただけますでしょうか。」

「はい・・・。(えーっ!マジ?)

 もう、なんて面倒くさいんだろうと思いつつ、たまたま本籍地は車で行ける距離だったので、遠くて行けない距離だったらどうするんだろうと思いつつ、本籍地の役所へ行って戸籍の附票を請求した。救われたのは、意外とさわやかで感じのよい窓口職員が笑顔・・・

「はい。こちらが戸籍の附票です。」

 やっと出てきたかとホッとするのもつかの間、

「こちらが現住所ですね。」

たしかにその笑顔の窓口職員が差し出した書類には今の自分の住所が載っている。

「これにはこの現住所しか記載されていないので、この住所の前はどこに住んでいたのかということはこの戸籍の附票では証明できないのですが、これでよろしいでしょうか?」

「・・・・。」

「お客様が本籍をこちらに移動してこられたのがここに書いてありますとおり○○年○○月なんですね。ですので、こちらの戸籍の附票にはお客様の○○年○○月以降の住所しか載ってこないのですよ。もし、この前の住所の証明が必要な場合は、こちらに本籍を移す前の本籍地の役所で、戸籍の附票の除票を取っていただくようになると思います。こちらはこれでもよろしいですか?」

よろしいかと言われても、車屋さんから戸籍の附票を取って来いと言われたので仕方がない。わざわざここまで足を運んで戸籍の附票を取りにきたのだ。

「はい。とりあえずこれはこれでいいです。」

 苦労の末、やっと手に入れた戸籍の附票。現住所しか載ってないけど車屋さんが取ってこいと言っていっていた戸籍の附票。
 戸籍の附票なんてものがこの世の中に存在していたなんて初めて聞いたよと思いつつその日は床に着いた。

 翌日、車屋に向かういつもの道がどことなく明るく見えた。

 戸籍の附票を受け取った車屋さん、

「あれーっ!? これじゃ全然ダメだなぁ。なんでこれしか載ってないの? これ、本当に戸籍の附票なんだろうか。申請するとき、間違いなく戸籍の附票を下さいって申請しましたかぁ?」

「ええ。それは間違いなく戸籍の附票ですよ。初め市役所にいったら本籍が違うから出せないっていわれて、わざわざ○○市まで行って発行してもらってきたのよ。これが戸籍の附票だって何回も言われたわ。おたくが戸籍の附票を取って来いっていうからわざわざ○○市まで行ったのよ。○○市よ。それでダメっていわれても、おたくが取って来いって行ったんじゃないの!

 

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以上、実際にありそうなドラマでした。

 

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