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★元市民課職員の危ない話★
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誰も教えてくれない戸籍の話
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出 生
(しゅっしょう)

 この「出生」で避けて通れない問題として「嫡出子(ちゃくしゅつし)」「非嫡出子(ひちゃくしゅつし)」という言葉があります。簡単にいうと、婚姻中の母親から生まれた子を「嫡出子」、そうではない子を「非嫡出子(嫡出でない子)」といいます。

 「嫡出子」は、その生まれた子の戸籍の母欄には、その子を産んだ母親の氏名が記載されます(当たり前すぎ!)。そして、父欄には、その子からみて母の夫の氏名が記載されます。これも当たり前のような気がしますが、母親は分娩という事実がありますので間違いないとしても、父親は本当に夫なのでしょうか。もしかしたら、妻が夫以外の男性と不倫して身ごもった子かもしれません。そんなに頻繁にあるケースではありませんが、現実としてあり得ます。話が危なくなってきました。そうでも、そうでなくても、婚姻中に生まれた子はその夫婦の子として戸籍に記載されます。

 「非嫡出子」(要するに結婚していない女の人が生んだ子)の戸籍の母欄には、その子を産んだ母親の氏名が記載されます(またまた当たり前で失礼!)。そして父欄は、どうなるかというと、何も記載されないのです。空欄です。戸籍を見る限り父のいない子という記載のされかたです。
 これも、実際には、子を産んだ母親には父親はだれなのか確実にわかっている場合もあるでしょう。それでもその父親の名前は子の父欄に記載されません。父親がその子を認知すれば、記載されます。

 

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 話が、少し難しい部分に入っていきます。

 嫡出子は、通常、父母の戸籍に入ります・・・・。

 ん? 通常ってことは、父母の戸籍に入らない場合もあるの? あっ、いや、そう深く考えないでください。父母の戸籍に入ります。はい。
 ただ、夫婦(父母)のうち一方が外国人の場合、たとえば、夫が日本人で妻が外国人の場合は、夫(父)の戸籍に入りますし、逆に、夫が外国人で、妻が日本人なら妻(母)の戸籍に入ります。戸籍があるのは日本人だけですから。

 そして、嫡出でない子は誰の戸籍に入るのかといいますと、母の戸籍に入籍します。たとえ、出生届と同時に、子の実の父親が認知届をしても、父の戸籍には入籍しません。

 子が産まれる前に、その子の実の父母が婚姻届を出していれば、産まれた子は嫡出子になります。婚姻届を出したのが産まれる1日前でもです。
 また、産まれた後に婚姻届を届け出た場合でも、それが出生届を届け出る前なら、出生届を実の父が届け出ることによって、子は初めから嫡出子になります。

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