2000年9月14日、東京の国立小児病院の「マザーリングルーム」にお邪魔してきました。
こちらではマザーリングの講座を終了された「シッティングボランティア」の方々が 入院中の子どもの「きょうだい」のお子さん達を預かり、2時から5時までの間、 楽しく怪我がないように見守りつつ、時には一緒に遊ぶボランティアをされています。

病院まではスムーズにたどり着けた私でしたが、なんと病院内で迷子になり(走り回ること20分)、 お医者さんを3人捕まえて助けていただき(みなさんとても優しい先生でした・笑)遅刻しつつもなんとか無事到着しました(^^;ホッ
国立小児病院は、新しい病院ではないのになかなか素敵なところで、大きなテレビがあったり、待合室にプレイルームがあったり、 壁にはサバンナ(?)の壁画がありました w(゜゜)wおぉー  

トトロだー(*^^*)♪ 実は、おそろしく方向音痴の私はお医者さん3人に聞いてもまだたどり着かず、 休憩所にいらっしゃったお母さんにまで聞いてしまったのですが、 その方も「マザーリング」と聞いただけですぐ「ああ、なんか楽しそうなところよね、向こうだと思うよ」と 教えて下さいました(^^)。おお、有名なのね、楽しそうなのね、とドキドキする私(笑)。

そして!マザーリングルームの入り口にたどり着きました\(^^)/
大きなトトロがいます(><)♪かわいい!
トトロもぞうさんもボランティアの方が作って下さっているそうです。
(季節によって壁装飾も変わるとか(^^))
画像がちょっとぼけてしまっていますが、実際に見るとホントにお上手で驚きました(@@)。

入院病棟のすぐ近くなので、お母さん方も安心してきょうだいのお子さんを預けることが出来そうです。 (ボランティアの方もその方が安心ですよね♪)
トイレが近いのも素敵! ←これ結構重要。

今年で5歳になるマザーリングルームも、最初はソファーと机でいっぱいいっぱいの小さな小さな部屋からスタートしたそうです。
(現在のマザーリングルームは2年前、空いていた病室を一つもらって改装したものです。)

プロの仕事!って感じです(@@)。 一歩入ると、ちょうど外の光が綺麗に入り込んでいて、明るくて楽しそうでわくわくするお部屋でした♪素敵!

右の写真は、入って右側の壁を飾っている装飾です(^^)。
外の壁画と同様、ボランティアの方が季節ごとに作って下さっているとか。本当にお見事です。
壁が白いとどうしても病院特有の威圧感が出てしまうし、病院って季節感が薄い場所なので、こういうのってすごく大切なんですよね。

写真の左右の下の方にある物体はもともと医療器具とかをつないでいたところです。この辺に病室の頃の名残があります。
写真には写ってないですが、小さな洗面台も一つありました。
水がチョロチョロとしか出ないそうですが、それが子ども用にちょうど良いそうです(^^)。

部屋にはピンク色の絨毯が敷かれていて、子どもが靴を脱いで遊べるようになっていました。
いつもは7〜8人のかわいい子ども達でにぎわうそうなのですが、どうも私は子どもに会える運が低いようで、 まだ子どもは0・・・(;;)なぜっ?!
でもその分ボランティアの方々のお話をゆっくり伺うことが出来ました(^^)。
現在マザーリングに登録されているボランティアの方は45人。 一月にだいたい20人ぐらいの方が活動されているそうです。 長く続けやすいように、「何曜日は活動日」のようにきちっと決めずに、それぞれの方のペースで 楽しんでボランティアできるようにしているそうです(^^)。
この日のボランティアさんはとても素敵なお母さんが3人。
登録されているボランティアさんの年齢はかなり幅広く、その日のボランティアさん方の年齢によっても遊びの内容が少しずつ違ってくるのでは?とのことでした(^m^)。

いつもはプーが座ってます(笑)。 3時過ぎ、やっと3歳の可愛い女の子が来てくれました\(^^)/よかった!
お母さんと一緒に簡単な手続きを済ませると、可愛い名札をつけてもらい、小さな荷物かけに小さなカバンをかけて、靴を脱いで、 ボランティアの方と一緒におもちゃで遊び始めました。
ボランティアさんが楽しい雰囲気が出るように童謡のテープをかけると、すかさず「ディズニーがいい!」 とリクエスト(笑)。慣れてます。
いつも3時はおやつタイムだそうで、女の子も持ってきたポップコーンを出してきてみんなでお茶(^^)。
新幹線に酔ってお昼を食べ損ねた私はクッキーとポップコーンを頂いてホクホク(笑)。
左の写真でくまのプーさんが座ってる椅子が3、4才の子にちょうど良いサイズで、女の子が座っていました。

この写真の左上に小さ−く写ってるのは院長先生からの感謝状です。すばらしい先生です w(゜゜)w
やはり病院でボランティアしようと思ったら病院のスタッフの方の協力が必要不可欠ですね。

ちなみに写真右隅にあるのは、マザーリングルームでもかなりの人気をほこる、 レールつなげて電車を走らせるおもちゃ一式です。
部屋に置いてあるおもちゃは、ボランティアの方々でバザーをして、その売り上げ金で集めたそうです。
きょうだいの子のためにプレイルームがある上に、こんなに立派なおもちゃがたくさんあるなんて!とひたすら感激する私でした。

立派な立派なおままごとセット。 一番人気のおままごとセットです(^^)。
アメリカの病院のプレイルームが充実しているところには本物のキッチンがあるぐらい、料理をする事って 子どもの成長にとても大切なことだと言われています。
なんと言っても子どもっておままごとすごく好きですしね(^^)。
これ、すごいんですよ。ちゃんと流しもあるし、火の調節もできるし、道具はめちゃくちゃ揃ってるし(@@)。
子どもと遊んでいたボランティアさんがまた、遊ぶのがホントに上手で、「ほら、いい匂いがしてきたよ〜」「ちょっとお塩が足りないかしら?」と遊ぶ声を聞いていると、 本当にいい匂いがする気がして、私のお腹がぐ−−っ(笑)。
ボランティアの内容についての講習などは特にされてないそうなのですが、さすがはお母さん。経験者オーラがでてました♪
マザーリングルームに遊びに来る子どもは、小学1、2年生から赤ちゃんまで。
「ええっ?!赤ちゃんΣ( ̄□ ̄)?!」
と、驚く私に、ボランティアの方は「あら、懐かしくて取り合いになるわよ」。・・・さすがです。
マザーリングルームにはちゃんとベビーベッドもあるので、預けるお母さんも安心です。
それにしても、赤ちゃんがいて、お兄ちゃんかお姉ちゃんの面会があって・・・親御さん、大変ですよね(><、

結局この日遊びに来た子どもは3人でした(^^;
みんなボランティアさんにつきっきりで遊んでもらえて上機嫌(^^)。
「入院中のきょうだいの子たちと一緒に遊ぶことはありますか?」と聞くと、 「おもしろそうだなあ」とのぞいている患児の子がいれば、お母さんに尋ねてから一緒に遊ぶこともあると 教えていただきました。感染の危険さえなければきょうだい一緒に遊んだ方がいいですよね。

最初はマザーリングルームに来てお母さんと別れるのに泣いてしまう子も、お母さんが迎えに来ると 今度は「もっと遊びたい」と泣くことがあるそうです(^^)。それぐらい楽しい場所が病院に用意されてるなんて、 ホント素敵なことです♪

絵本がたっっくさん!! 左の写真はマザーリングルームの本棚です。いろんな年齢の子が読める絵本がたくさんあっていいなと思いました。
私もソファーで女の子に絵本を何冊か読みました(^^)。やっぱり子どもは可愛いー(><)♪


毎日面会に来るお母さんの苦労は本当に計り知れないもので、時には元気なきょうだいの子どもに 優しくできないこともあります。今の日本の病院では「心の余裕」がなくなって当たり前。悲しいことです。
そんなとき、きょうだいの子どもにとって安心して受け入れてもらえる場所があるということはとても尊いことだと思います。
友達を作れる場所があるということも。
マザーリングのボランティアさんからお母さんに病気のことや子どもさんのことを尋ねることはほとんどないそうです。
でも、お母さんが何か話したそうだと感じたときは一緒にソファーに座って話をするそうです。すごく温かくていいなあと思います。
きょうだいの子にもお母さんにも一人じゃない、と思える居場所が用意されてる病院、いいですよね。
私ももっともっと頑張って少しでも早く一つでも多くの病院にきょうだいの子どもの居場所を作りたい、と 何度も思う3時間でした。


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