慢性疾患児のきょうだい支援。

しぶたね(Sibling Support たねまきプロジェクト)のページはこちらです。




もう、ずーっと前、学生のころに書いたページです。きょうだい支援を実際にやってみてから読むと「青い…!」と、はずかしくてめまいがしますが、 根っこのところは今も変わらず…。初心を忘れないために消さずに置いておこうとおもいました…(^^;

病院にいる子どもは病気の子どもだけではありません。

大切なお兄ちゃん、お姉ちゃんが入院してる子。かわいい弟くん、妹さんが入院している子。
親が病気のきょうだいにかかりっきりで寂しいと思っている子。
大好きなきょうだいに会えなくて寂しいと思っている子。
自分のきょうだいに何が起こっているのかわけがわからず不安でしょうがない子。

病院は、患児だけでなく、患児のきょうだいにとってもまた生活する場所の一部、 成長する場所の一部です。

日本の病院のほとんどは感染予防のため小さな子どもは病棟内に入れないようになっています。 親が患児に面会している間、きょうだい達は何にもない廊下やロビーなどで何時間も過ごすことになります。 ソファしかないところで、黙々とお弁当を食べている子ども。一人椅子に座って宿題をする子ども。 レジャーシートを敷いて毎日そこで過ごしている子ども。 お母さんがいなくて不安で泣き続ける子ども。病院にはそんな子ども達もたくさんいます。
病院には来ずに、家でずっとお留守番をしている子どもも、おじいちゃんおばあちゃんや親戚のお家で 預かられている子どもも、託児所に預けられている子どももいます。
また、病気と闘うだけで精一杯なはずなのに、そんなきょうだいを思って小さな胸を痛めている患児もたくさんいます。
そんなきょうだいの子に申し訳ない気持ちでいっぱいな親御さんがいます。
なんとかできないものでしょうか?

1.きょうだいの子ども達のためのプレイルーム

まずは小児病棟の外にきょうだいのためのプレイルーム(プレイスペース)が必要だと思います。 そこに保育士さんや保育ボランティアさんがいて、遊んだり、勉強したり、友達を作れるような場所がほしいです。 患児が元気なときはそこで一緒に遊ぶこともできるし、ボランティアの目があることで、 安全性もずっとアップすると思います(階段や医療器具、堅い廊下など、子どもにとって病院は一人でいるには危険なところです)。

2.きょうだいのグループワーク

患児のきょうだいにはたくさんの不安や悩み事があります。例えば親にかまってもらえない寂しさは親に訴えることは出来ません。 そんな気持ちを同じように寂しいと思っている仲間に話すことが出来たら、少しは楽になるかもしれないし、 その気持ちの解消方法を見つけだせるかもしれません。
そう思っているのは自分だけじゃない。自分は一人じゃない。
そんな風に思えたらすばらしいと思います。
アメリカで行われているsibshop(きょうだいの子ども達のワークショップ)を日本でも実施できたらなあ・・・。
グループワークでは病院ツアーもできると思います。きょうだい達がどんなところで どんな治療を受けているのかを知ることはとても大切です。

3.きょうだいストレス発散ツアー

だんだん難易度が上がっています(^^;
患児のきょうだいには、親が患児にかかりっきりにならざるをえないために 遊園地などに遊びに行った経験が少ない子どももいます。また、地方から大きな病院に入院するために 患児と母親、あるいは家族で地元を離れている場合、その土地の地理に詳しくないために ちょうどよい遊び場を見つけられない場合もあります。
その病院のある土地に詳しいボランティアがいれば、患児のきょうだい達を引き連れて 遊びに行くことが出来ると思います。ボランティアがたくさんいれば、少し大きな子どもは 親ナシでも参加できるでしょう(お母さんが休憩することも大切です)。
こういうボランティアって、意外とニーズがあると思うのですが。

4.きょうだいを亡くした子どものグループワーク

最終的にはここまで出来ればと思っています。
残念ながらきょうだいを亡くす子どももいます。その子達が自分の気持ちを 話す場も必要だと考えています。子どもを亡くした親の会はいくつかありますが、 きょうだいを亡くした方の会というのはないのではないでしょうか?
きょうだいはそれぞれ親とはまた違った感情を持っていると思います。親が苦しむのと同様に きょうだいもまた自分を責め、悲しみと大切な人の不在と共に生きています。 そんなきょうだい達が話を出来る場所も欲しいなあと思っています。

にこにこトマトさんで連載させていただいてるコラムです
「まなちゃんと病院-病院にいるきょうだいたち-」←紙芝居もどき?です
国立小児病院「マザーリングルーム」のレポート
きょうだいに関するミニ講座の報告記事(あそぼっくる)