LHA OS/2 version Rel.2.08 Copyright (C) 1988-1996, H.Yoshizaki(吉崎栄泰) Copyright (C) 1991-2000, S.HIRAMATSU(平松智) May 07, 2000 ● 今回のリリースに関して HPFSの上では, 拡張子が"lzh"であることを要求していますが, それを無視 するオプション"-y"を追加しました. それだけです. ● 保証できないこと 上記のごとく, そろそろ, このまま手を加え続けるのは限界に近付きつつあ ります. 今回オプションまわりの動作を修正していますが, オプション指定 における "+-" は動作の保証を致しません. 他にも, 今回の修正が影響して 動作がおかしくなっている場合があります. その場合御連絡下さい。 # なんてったって, 自信のあるコードは, ヘッダまわりとポーティングライ # ブラリコードだけなんだもん. 自分で書き起こしたとこだけ(^^; そろそ # ろgetopt.cとmn.cは作り直さないとだめかな... ● 配布制限 今回のリリースは正式リリースですので, このパッケージ自体の配布は, 条 件に従っていただく限り自由です. 但し, ・Level 3ヘッダを含む書庫(EAの有無にかかわらず) ・lh6/lh7高圧縮法で圧縮したファイルを含む書庫 の公共的な場所(CD-ROM, FTP server, パソコン通信ホストのライブラリス ペスース, etc...)への配布は禁止いたします. これはそれぞれ ・DOS版などの対応が済んでいない ・未だ実験中の圧縮法であり公開が許可されていない という理由のためです. # ご迷惑お掛けしてすいません. ● 拡張属性(EA)を保存するには 拡張属性の保存はデフォルトではありません. "-e"オプションを付けて下さい. この場合, 自動的にLevel 3ヘッダが利用さ れます. 同時に"-x"オプションが指定された場合, これまた自動的に"-d"オプ ションが付加されます. これらは, 安全性を考慮した結果であり, 仕様変更の予定はありません. また, ヘッダレベルのみLevel 3にしたい場合は"-h3"オプションを指定する ことで可能です. ● Level 3ヘッダで何が出来るか ・OS/2の拡張属性(EA)も保存する事が可能になります. ・ファイル作成日時(CTIME)と最終アクセス日時(ATIME)も保存する事が可能 になります. ・UNIX.GIDならびにUNIX.UIDという環境変数にUNIXにおけるUID/GIDを設定 しておくことにより, 各ファイルに自分のUID/GIDを保存する事が可能に なります. なおこの環境変数はTCP/IP for OS/2 V2.0 NFS Kitを導入済み の場合は設定されているはずです. # UNIX.UIDとUNIX.GIDに設定するのは数字です. ユーザ名/グループ名で # はありません. ● LHA for OS/2 32bit versionの公開にあたって このLHAはOS/2 2.11以降で動作します. この版から内藤政三氏の意向を受け, 拡張属性をサポートしています. ただ し, 以下のような制限があります. ・拡張属性サポートオプション指定時に対象ファイル/ディレクトリに対し てアクセスしてはいけません(例えばWorkplace shellのドライブアイコン などから). ・内藤氏の意向を受けて作成していますが, ヘッダの取扱いが異なるため, 内藤氏が作成されたLHAで保存した書庫の拡張属性はサポートできません. ・Level 3ヘッダでのみサポートします. ● DOS版自己解凍書庫 DOSの自己解凍書庫を扱うには, FAT上で扱うか拡張子".lzh"を付けなくては いけません. またこれらの書庫に対し変更を加えた場合, 結果は保証されま せん. 確実に破壊されると思います. 注意して下さい. なお. Rel.2.02tより, これらの書庫が扱えなくなっていましたが, 現在は HPFS上においては, 警告を出力するものの取扱い可能です. ● MacBinaryヘッダ このバージョンから, 書庫に付いているMacBinaryを認識します. きちんと 認識するので, 書庫に対して変更操作を行う時に警告は出しません. その代わり, 一端いじってしまうと書庫についていたMacBinaryのヘッダは 削除されます. これはMacBinaryヘッダの整合性が取れなくなること, 決め 打ち動作が出来なくなり実装が面倒なことが主な理由です. # 要望があれば, 一時ファイルから所定の名前に変更する際に, 変更を加え # たMacBinaryのヘッダを付け直します. ● LHA for OS/2 16bit versionの今後 Rel.1.04aを最後とさせて頂きます. ソース上には残しておきますが, 動作 保証は致しません. 著作権は放棄いたしませんので, ご注意下さい. ● 利用上の注意点 ・自己解凍書庫は作成できません. ・レスポンスファイルは扱えません. ・HPFS領域上では, 書庫の拡張子が, 必ず".lzh"または".lzs"であることを 必要とします. ・一時ファイル作成用環境変数は, "TMPDIR","TMP","TEMP"の順に検索しま す. ・一時ファイルは, "mktemp()"にて作成するので, 名前が一定ではありませ ん. さらに, HPFSとFATでも命名方法が異なります. ・オプション指定のスイッチ文字に, '/'は使えません. ・ ・"-i0"と"-i2"オプション指定時は, それぞれ凍結/解凍時に大文字/小文字 へと変換されます. ・書庫内のファイルは, 常に大文字・小文字を区別します. ・ヘッダのOS定義文字が, OS/2を示す'2'になっています. ・ファイル名の長い物については, リスト表示時に'*'を表示. さらにディ レクトリ情報がある場合は, '='を表示します. ・ワイルド・カードの展開は, オリジナルと同じものを利用しているため, ファイル名中の'.'が'*'の区切りになってしまいます. ・"-z2"オプション使用時には, 大文字/小文字を問わず, 拡張子が "zoo", "arc", "pak", "zip", "lzs", "lzh", "taZ", "shZ", "pZ", "Z", "tgz", "sgz", "pgz", "gz"の物は圧縮せずに収納します. ・"-e"オプションを指定することにより拡張属性(EA)を保存可能です. ・"-e"と"-x"オプションが同時に指定された場合, "-d"オプションも有効にな ります. ● 今後の予定 ・レスポンス・ファイルに対応します. ・レスポンス・ファイル以外の標準入力に対応します. ・ロングファイルネームをFAT上に展開できない時, EAに収めたいなぁ... でもOS/2がVFATに対応してくれれば済むだけの話なんだけど. ・自己展開も気が向いたらサポートしませう. ・無駄なコードを取り除きたい. # さーて何年掛かるかなぁ... ● 配布物 lha2-2.08.lzh lha2-2.08/README.1st このファイル ChangeLog 改変履歴 lha.exe 実行形式 source.lzh ソース・コード LHA.DOC DOS版ドキュメント ● CD-ROM等への掲載について 下記の条件に従う限り自由ですが, お願いがあります. ロングネームの許されない媒体に掲載する場合, 出来ればデリレクトリ名を LHA2_208 (デリレクトリ名はバージョンに因って異なります)とし, その中 に lha2-2.08.lzh を展開した状態(ChangeLogはCHANGE.LOGに改名), すな わち LHA2_208/README.1ST CHANGE.LOG LHA.EXE SOURCE.LZH LHA2MAN.LZH とした状態で配布していただけると幸いです. ● ソース・コードの利用法 次の「使用・再配布・移植・改良」を読んだ上で, 主旨に賛同出来る方のみ 御利用下さい. "source.lzh"中のファイルは, このファイルを lha x source として展開し, 展開された"FILES"というファイルに記載されています. 実行形式の生成は, "Makefile"を理解した上で, 変更を加え, makeして下さ い. なお, ソースに関する技術的質問は, お断りさせて頂きます. 詳しくは, [1] 奥村晴彦: "データ圧縮アルゴリズム概説", C magazine, vol.3, Jan., pp.44-58(1991) [2] 吉崎栄泰: "圧縮ユーティリティ新LHの全貌", C magazine, vol.3, Jan., pp.59-68(1991) や, 上記文献に記載の他の文献を参照願います. ● 使用・再配布 このソフトウェアは"FREE SOFTWARE"です. 著作権は著作権法により保護さ れています. 利用などに関する一連の条件は, 以下の通りと致します. ・著作権表示を変更しないで下さい. ・本OS/2版LHAに関するBUG等の問い合わせは, 吉崎栄泰氏に対して行わない で下さい. ・使用に際しての如何なる事故に対しても, 平松智ならびに吉崎栄泰氏は, 一切責任を負いません. ・再配布する際は, 全てのファイルを配布して下さい. ・転載者の方は, 出来る限り最新版の転載に御協力下さい. ・転載, 雑誌への掲載時には著作権表示を必ず行って下さい. ・再配布の際は, それに掛かる実費以上の金銭の請求を禁止します. ・書庫の形式に配布制限が掛けられている場合は順守して下さい. (内輪での利用については関知しません) ● 移植・改良 ・再移植・改良した物を配布する際, 本パッケージを基にした事と, 改変者 の氏名・連絡先・改変の旨を明記して下さい. ・ソースを流用している限り, ソースファイル中, またその生成物から 吉崎栄泰氏 と 平松智 の著作権表示を外さないで下さい. ・移植・改良品である限り, それを商品として販売することを禁止します. 商品として販売をするものを作りたい場合は, 最初から文献だけを頼りに 自作して下さい. ● 謝辞 素晴らしいユーティリティを公開され, 移植版の公開を許可して下さった, 吉崎栄泰氏に感謝いたします. ● 一次配布先 http://www02.so-net.ne.jp/~hiramatu/ これ以外への転載はご自由にどうぞ. ● OS/2版の問い合わせ先 mailto:hiramatu@ba2.so-net.ne.jp