山本潤子ソロコンサート

天王洲アイル アートスフィア2002

2002.8.17/8.18


潤子さんの2Daysに両日臨んだのは、かの池袋アムラックス以来。
ソロは、私にとってやはり格別なコンサートでした。

演奏曲目のリスト・解説は、めろうさんが綿密にアップされてますので、
私は当日の印象、感想などを書き連ねてみました。

<待望のソロコンサートが実現>
他の地域で、ソロのディナーショウなどは催されていましたが、
首都圏では実にスイートベイジル以来のソロコンサートの開催。
伊勢さんとのジョイント、鈴木康博さん、細坪基佳さんとのソングフォーメモリーズ
での公演はあるものの、久々の嬉しいソロコンサートの開催でした。
しかも会場は、音響、会場の設備ともによく整ったアートスフィア。
臨海の潮風の香りただよう天王洲での待望のライブでした。



<意気込みほとばしる快演>
2日間の演奏曲目は、赤い鳥、HiFi-Set、ソロ時代と、潤子さんが歌われてきた
数ある楽曲の中から、新旧織り交ぜての楽しめるセレクション。
特にソロアルバム「JUNKO YAMAMOTO」「OASIS」からの選曲は、
このコンサートを聴いて、改めてソロアルバムの楽曲の素晴らしさ、奥深さを
再認識させてくれました。
その中の曲では、やはり「ヒヤシンス」。
夫婦像のありかたを問いかけてくれるこの歌詞は、
いつ聴いてもグッと胸に迫るものがあり、
この曲は、やはり名曲の一つだと改めて強く実感させられました。

そして、特にこのコンサートで感じたのは、今回のライブにかける潤子さんの
気迫、意気込み、それに集中力。
1曲1曲への歌に対する思い入れがとても感じられる、緊張感のあるステージでした。
今回、潤子さんは久々に取り組む曲も多かったのですが、譜面に目を移す場面も少なく、
かなりの練習を積まれたものと拝察しました。
そしてギターも人知れず腕を磨かれたのか、一人弾き語りで勝負しても
全然臆することなく、その姿、凛々しく逞しく感じました。
特に「遠くからみちびいて」は、本当に秀逸。最高でした!
この曲は大好きな曲なので、ほんとうに嬉しいチョイスでした。




<新ユニットの披露>
今回のスペシャルプレゼントは、このコーナー。
HiFiを彷彿とさせるトリオスタイルでのコーラスは、もうお涙ものでした。
特に2日目に潤子さんが「下町LOVEルネッサンス」の曲目紹介で,
「この曲は、大川茂・山本俊彦のコンビによる作品で、メロディー、歌詞ともに
素晴らしいんですが、それに加えてコーラスアレンジも素敵なんですよ」
と心熱くなるメッセージが添えられたのは、とっても嬉しい言葉でした。
「The Diary」もムード感溢れる素晴らしい演奏、そしてハーモニー!
今回は歌詞の中で、「♪ダーリンあなたが好き〜」のところを、オリジナルと思われる
英語の歌詞で歌ったのもとても印象的で素敵でした。

これからさらに女性のメンバーも加わって、4人のコーラスとなるとのこと。
どんな演奏になるのか、どんな曲目を取り上げるのか、大いに興味を呼ぶところです。
さまざまなコーラスグループが、アカペラに、ゴスペルにと盛り上がりをみせる昨今。
そんな中にあって、潤子さんでしか成しえない、大人の洒落た、遊びごころあふれる
上質のコーラスサウンドの醸成、完成を心待ちにしたいと思います。
返すがえすも、HiFiのあのジャズテイストのスタイルは、10年早かった・・・。





<万全のサポート陣>
気心の知りあった新川博さん、吉川忠英さんのサポートは、やはり一級品。
新川さんの、曲のオリジナル性を大切にしたアレンジもなかなかのセンスで、
安心して落ち着いて演奏に耳を傾けることができました。
また、忠英さんの暖かい、かつ都会的な洗練されたギターの響きは、
もう素晴らしいの一言。
ボーカルを盛り立てながらも、じゃまにならず、それでいて存在感のある音づくりは、
ほんとにシビレます。

そして今回の特筆は、HiFiがジャジーな曲目を取り上げていた当時のサポートメンバーの
加瀬徹さんが、ベースとして参加したこと。
加瀬さんが加わることによって、演奏に音の広がり、奥行きが増し、
潤子さんの世界を大きく広げてくれました。
そして、「Cool」での加瀬さんの渋みのある切ないBowingの間奏・・・
光彩を放つすてきな演奏でした。



<cielo Clubメンバーとの交流>
コンサート後、来場のメンバーの方々と寄り合いを設け、これがまた楽しい一時でした。
そしてそんな会話の中で、
「今日のTime Tableの演奏、あのベースは"有り"だよね〜!」
という問いかけにみんな大きく頷いてくれたのが、ことのほか印象に残りました。
ふだん顔を会わせないメンバーが、一つの歌、一つのプレイで繋ぎあえた、
そんな一瞬が、私にとってことのほか嬉しい、大切に思える瞬間・・・でした。

 とにもかくにも、ソロコンサートが興奮のうち成功裡に、無事に成し遂げられました。
心から潤子さんに感謝、賛辞をお送りしたいと思います。
そして、ソロコンサートの再演を熱望するとともに、これからも潤子さんを強く、暖かく、
そして多くのファンの方々とともに、応援していきたいと新たに思い起こした
コンサートでした。
( Matsuさん)