四柱推命横丁/弟子

2001.9.30.UP

四柱推命ちゅう占術は「建前」と「本音」のギャップが大き過ぎるくらい大きい占術だして、世間一般に公開されてますモンと本当の四柱推命とは異質のモンなんだす。
つまりでんな〜、本やカルチャースクールで見聞きしはったモンとは、実体が大きく異なっておるちゅう事でんな〜。
そやさかいに、アマの人がプロに看てもらいはって、自分の解釈と違ゃうんで戸惑いはる事があるんだす。
しかし、アマだしたら、そんな程度でエエんと違ゃいまっか?!

ではなんで、本やカルチャースクールと差がおますんか? ちゅう事でんな〜。
それは本を書きはった御仁が、四柱推命をよ〜わかってはらへんからでんねん。
わては初め、ホンマはわかってはるんやけど、秘密を隠して書いてはるんやと思〜てましたんやが、実際のところ、書きはった御仁はわかってはらへんと思いまんねん。

ナンでそない思うんかちゅうと、占いにおいてホンマにわかってはるお人は、技術書なんかは書けへんと思うんだす。
なぜかちゅうと、わざわざ本を書いて売るよりも、実占してる方が比べモンにならんくらい効率よ〜稼げるからだす。

エッ?
「ベストセラーになったら、儲かるんと違うか?」ってだっか?

いいや、技術書はベストセラーにはなりまへんで〜。
そんな類いの本ではおまへんさかい。
ベストセラーになる占いの本ちゅうんは、「〜したら〜になる」といった因縁的な恐怖感をバックにした「脅し」によるタブー書とか、「〜したら幸せになる」ちゅう、宿命運をチャラにする開運書(仏教の念仏のよ〜なモン)のどちらかでんねん。
そやから、占いを勉強したいちゅうお人が読む技術書はベストセラーにはなりまへんねん。
それにホンマにわかってはるお人は、そのわかってはる事を本に書いて発表しはるわけがおまへんやん。
これは占いに限らず、技術の世界の通例だっせ。
他人はんの知らん技術は、その人の財産でんがな。
誰が自分の財産を、タダみたいな本の値段で不特定多数のモンに分け与えまっかいな。
そ〜ゆ〜事は、弟子と認めたモンにしか教えまへんやろ〜。

カルチャースクールに関しましても、同じ事が言えま。
占いを教えて食ってはるため、誰彼なしに入門(入学?)させ、長期の学習期間を設定しはってノラリクラリと授業をし、途中で辞めへんように、卒業証書に権威をうたったり、卒業後、講師や師範の位を与えはりまんねん。
ところが占いの卒業証書なんて、どこが出しはってもナンの公的価値もおまっかいな。
ほんで講師や師範ちゅうても、わかってはらへん御仁に習った四柱推命で何を教えまんねん。
ここでナンでカルチャースクールの先生も、ホンマに技術がわかってはらへん御仁なんかちゅうと、これも本を書きはった御仁と同じで、ホンマにわかってはったら「誰も彼もおいで! 教えてあげます。」ちゅうて言わんばかりに、不特定多数のお人はんを集めて、安い授業料で教えるわけおまへんやん。
これもそんな事をせんでも、手間のかかる事を考えますと、実占してはった方が効率のエエ稼ぎになりま。
それに占いって他人はんを占うためのモンだっしゃろ。
そやのにそ〜せんと、占いを教えるんを専らとするちゅうんは、その御仁にナンかわけがあるんと違ゃいまっか?!
他人はんを占っても、お客はんが付かんから、本を書くんを専らとする、占いを教えるんを専らとするちゅうパターンと違ゃいまっか?!

エッ?
ナンだっか?
「お前も占いを教えてるやないか!」ってだっか?

ヘヘヘ、そやけどわては実占が主だすよってに、別に占いを教えるちゅう事をせんでも充分に食〜ていけまんがな〜。
ほんだらナンで占いを教えているか(ただし弟子募集は一切せず)ちゅうと、単なる『人間ウォッチング』でんねん。
1人の人間に数カ月、占いを教えるかわりに、こちらは『人間ウォッチング』をさせてもらうちゅう趣向だす。
この稼業、人間の心の深層に迫るモンだすんで、この『人間ウォッチング』で得たデータがホンマ、役に立ちまんねん。

それともう一つ、不特定多数に流通している四柱推命へのレジスタンスの意味もおますんや。
わての送り出した弟子が、他の四柱推命の占い師はんのシェアを奪って行くんを見る事でんねん。
「卒業したてのペーペーが?」ちゅうて思われるかもしれまへんが、充分にそれはでけますし、現に実績も出てまんねん。
それほど今の四柱推命の占い師はんらはボンクラが多いちゅう事でんな〜。

「当然、伝わってへんかったらあかへん事が、一般には伝わってへん現状」「バランスの学問ちゅうて言〜てんのに、おみくじ式で看ている現状」「原書崇拝で時代の逆行をしている現状」ちゅう大雑把に3つの流れが、今の一般的な四柱推命の陥っている過ちでんねん。
何もわては新しい四柱推命を提言して、こ〜言〜てまんのんと違ゃいまんねんで〜。
昔から、四柱推命のちゃんとした看方はおましたんやが、いつの間にか間違った看方が拡がってまんのや。
そやけど心配はおまへん、伝わってるところには、ちゃんと正しい四柱推命が伝わってまっさかいに。
ただ、四柱推命の占い師はんが多なってしも〜ただけでんねん。
ナンでも多〜なったら、ボンクラがいっぱい出て来はるんは世の常でんがな〜。
ま〜これも、安易な本やカルチャースクールの功罪だっしゃろな〜。


占いちゅうんは、教わってすぐに自在に他人はんを占えるようなシロモンやおまへん。
実占をこなして初めて、プロの領域に入って行くモンだす。
わては「占い教室」で弟子に、下地を作る事を心掛けてま。
ほんで卒業後に、重要な事を教え込んでまんねん。

エッ?
ナンだっか?
「初めから、そ〜したらエエやんか。」ってだっか?

四柱推命はバランスの学問

それは無理なハナシでんねん。
初めから教えても、実占の技術はよ〜理解でけまへんのんだす。
頭がまだ、占い師の思考構造になってまへんさかいに…。
しかしでんな〜、卒業後しばらく実占した弟子は、100パーセント占い師の頭脳構造になってまんねん。
そやからわてが1を言えば、10までは行かんでも、5くらいは発展させて理解して来よりま。
そ〜なれば、立派なプロだして、「やっと1人前にした」ちゅう実感が初めて持てまんねん。
ま〜、実占の修羅場ちゅうか、経験と実績なしでわかるほど、占いちゅうモンは甘も〜おまへん。

それとも〜1つ忘れてはならんのが、精神的な事だす。
プロになるには、素質と占い師のマナーちゅうか心得を実践できる人柄と共に「ハングリーな気持ち」が絶対に必要でんねん。

食ってくための仕事を、ことごとく失敗やその他で封鎖され、そんな中で占い師の稼業を選んだモンと、オシャレやからとかトレンドで選んだモンとの差は歴然だっせ!
同じ師に同じ時間に同じ場所で習っても、その差は歴然なんだす。
そんなモンでんねん。

昔、剣に生きる武芸者は「人を斬って覚えた」ちゅう事と同様で、占いに生きるモンは「人を占って覚える」ちゅう事だす。
これを抜きにして、実占技術の修得はおまへん。

しかしいくら「占い覚えよ」ちゅうて言えども、下地がなっとらんかったら、それは占えば占うほど、技術の低下や評判が下がりま。

エッ?
「基本をしっかりとやっておれば、やれるんと違いますか?」ってだっか?

あんさん、それは違ゃいまっせ、スポーツもナンも同じで、基本はあくまでも基本であって、実戦には使えまへん。
よ〜いてまんがな、練習では優等生でも実戦ではタダの人ちゅうんが…。
基本バカは、練習での優等生止まりやちゅう事だす。
王選手の「一本足打法」や将棋の「藤井システム」なんかが基本におまっか?!
大事な事は、基本の中で実占にマイナスになるモンをリセットし、基本を超越した「下地」をつけさせねばあきまへんのんや。

「素質」「占い師のマナーを実践できる人柄」「ハングリーな心」「基本を超越した下地」「占い覚えよ」…。
わかってくれはりましたかな〜?
不特定多数のモンに、占い技術(??)をバラまいてはる御仁との違いを。

エッ? ホンマにわかってくれはりましたんか〜?
わては不特定多数のモンに、占い技術(??)をバラまいてはる「占い技術自動販売機」の中には、実占用のホンマの技術も、プロとしての精神的エキスもあらへん、そんなんで勉強して気安く占い師になろ〜としはる御仁が後を断てへんから、この業界、いつまで経ってもメジャーにならへんちゅうてボヤイてまんねんで〜!!

占いブームなんか、ない方がよろしおま!!!
こんなブームのたんびに、占う側も占われる側もケッタイな族がわいて来よりまんねや。
ホンマ、迷惑な事だっせ!!

上林岳承

総合開運研究学会
上林岳承

運命鑑定/プロ養成占い教室
daikando@sd5.so-net.ne.jp


プロの四柱推命『関西占い物語』