GRAND CHACONNE


グランドシャコンヌの正式表記 投稿者:粂内  投稿日: 2001年4月24日(火)16時53分

突然の書き込み失礼します。

わたしの所属する"meets"でこの度「グランドシャコンヌ」を採り上げます。
ただ今パンフレットを製作しているのですが、「グランドシャコンヌ」の正式表記がわからず困っています。
他団体のパンフレットやウェブページを幾つか拝見したのですが、「グランドシャコンヌ」「グランド・シャコンヌ」「グランド シャコンヌ」「GRAND CHACONNE」等、定まっていません。
たしか、氏の手書きのスコアの表紙には「GRAND CHACONNE」と書かれていたと記憶しているのですが、氏のウェブページでは「グランド.シャコンヌ」と表記されています。
一体どれが正しいのでしょう? 気になって夜も眠れず昼間寝ています。

藤掛作品のオーソリティが集うこの掲示板で質問すればご教授願えると思い、失礼を承知で書き込みさせていただきました。どうかよろしくお願いします。

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粂内さん、よくぞ、聞いて下さいました! 投稿者:管理人  投稿日: 4月24日(火)22時02分

グランドシャコンヌの正式表記は、英語でもカタカナでも、きっとよいのだと思います。
ここに書くのは、すべて、私の考えで、先生の確認はとっていませんので、ほんとうにただの参考にしてね(^^ゞ

曲を作られた時(私が初めて曲名を知った時)、つまり、初演スコアには
CHACONNE for Mandolin orchestra
となっていました。その後の年賀状で、以前ある(吹奏楽)の「シャコンヌ」と区別するため、

“GRAND CHACONNE”

として下さい。と書いてあります。
という以上は、これが、藤掛先生の考えられる正式名称のはずです。
詳しくはこちらをご覧下さい。
また、昨年、私が購入したスコアにもそうなっています。
ですので、私は、正式名称といえば「GRAND CHACONNE」だと信じております。

しかし、このHPを作る時に、曲名の正式表記方法について、とても悩みました。
悩んだあげく、合奏曲作品リストなどのコーナーはすべて、藤掛先生のHPを参照にすることにして、心の悩みは消えました(笑) 結果、当HPはカタカナで表記してあります。

なお Grand Chaconne という表記を見たことがありますが、私の知っている範囲では、先生は使われた事なく、私の好みからいってもグランドという感じがしないので、お勧めできません。

また、昨年購入したスコアは、書体はGeorgiaの斜体(I)、太字(B)のようで(ワードでやると)、半角大文字、GRANDとCHACONNEとの間は半角スペースになっています。

でも、きっとどんなんでも良いのではと思っています(^-^)


シヤコンヌとは、スペインに起ったダンスで、現在はすたれている。 普通は2拍目にアクセントのある4分の3拍子のゆるやかな曲で、変奏曲の一種である。 また、バロック音楽の一形式でもあり、この曲は8小節の美しいテーマをもとに次々と展開され、 1つの曲を構成するという手法がとられている。始めは、Dolaの主旋律で静かに始まり、 次に1stに移り、と各パートが主旋律をかなでていく。 静かなメロディーの後は軽快な2ndのメロディーが流れ、 似たような旋律を他のパートもかなでていく。 最後には激しく盛り上がり、そのままの勢いで終わりに到達する。 まるで、火の鳥の一生と似ているような気がする。 この作曲者の曲は普通のマンドリンの曲では目立たないpartを目立たせようといういとがある 感じを受け。さきの「じょんがら」とは対称的に曲も短く、洋風の感じを漂わせている気がする。

大阪医科大学ギターマンドリンクラブHPより)


グランドシャコンヌについて(独り言)

この曲については、いまさら解説は必要ないと思いますので、筆者の独り言を書かせていただきます。この曲は、神大マンドリンクラブ委嘱作品の最大のヒット曲(?)です。

 ヒット曲というと語弊がありますが、再演された回数という点では、委嘱作品の中で間違いなくトップだと思います。藤掛廣幸氏の作品のなかでも、パストラルファンタジーと並んで演奏回数が多い曲です。

 この曲を委嘱した当時の話は、ほとんど神話となりつつありますが、例えば、当時の神大MCの指揮者の成瀬氏が、藤掛氏の自宅に直々にお願いに行き、併せて藤掛氏の奥さんまで味方に引き入れて作曲をお願いした等の逸話を聞いたことがあります。この話は、どこまで本当かはよくわかりませんので、一度機会があれば成瀬氏に取材をしてみたいと思います。また、この曲の吹奏楽バージョンも一度聴いてみたいと思いながら、まだ私は聴けておりません。

 曲は8小節のテーマをもとにし、それが次々と変奏されて、全体が一つの曲を作るという方法によって作曲されています(作曲者記による)。この8小節が曲のポイントとなるわけですが、この8小節の和声の進行は、作曲者も大変気に入っているという言葉どおり、聴衆を惹きつけて放しません。私も個人的に、定期演奏会やOB演奏会などでこの曲を何度も弾いているのですが、弾く度毎にこの曲の魅力に引き込まれます。

 話がそれますが、この曲を初演したときの東京演奏会のプログラムは、私の記憶の限りでは、下記プログラムだったと思います。

   第一部 祈り(ボッタキアリ)、シンプルシンフォニー(尾園勝善)
   第二部 田園写景(ファルボ)、群炎III(熊谷賢一)
   第三部 グランドシャコンヌ(初演)、歴史的序曲(帰山栄治)

 神戸大学らしいプログラムと言えばその通りなのですが、群炎III、シャコンヌ、歴史的序曲の3曲を途中休憩があるとはいえ、続けて弾かれた先輩方の体力と集中力には感服致します。

 長くなりましたが、当クラブの伝統である邦人作曲家への委嘱活動については、後輩に引き続きがんばってもらい、第二、第三のグランドシャコンヌのようなヒット曲(?)がでるのを楽しみにしたいと思います。

(神戸大学マンドリンクラブOBのページ/昔とったきねづかコンサートのページより)


グランド・シャコンヌ         藤掛 廣幸

1980年に藤掛氏によって作曲された本曲(略称;グラシャコ)は、同氏作曲の「パストラル・ファンタジー」と並んで人気が高く、演奏回数にあたっては毎年1位、2位を競う程の名作とされています。マンドリンクラブに属した人なら、1度は演奏経験があることでしょう。本曲の特徴を述べますと、

1.メロディ、リズム、ヴォリュームが適度に構成されている

2.マンドリンオーケストラのみ(管、パーカス無し)の編成である

3.聞き手、演奏者の両者に満足感が与えられる

ことがあげられます。1については「3コードの展開と小節単位の単純化による曲への取り込みやすさ及び、トレモロとピッキングという2種類の奏法を自然に曲中に散りばめることにより、曲のイメージ変化並びに曲に対する飽きの防止を行っている」こと、2については「練習時においても常にフル編成状態であり、曲を最大限に楽しむことが可能である」こと、3については「演奏者が没頭できるような(又は没頭しやすい)構成に曲が作られており、それによる聞き手満足度がその相乗効果により増大する」ことを上記でまとめています。

私の考える限りでは、恐らく難度(技術面だけではなく)とすれば藤掛氏の中では最高値を示す曲であり、一人の指揮者として“グラシャコ”の曲作り(作曲という意味ではありません)をしたいと以前より願望がありました。ここに皆さんの前で演奏できることを非常に楽しみにしています。                            (勝田 昌治)

プレストマンドリンオーケストラさんのHPより)


グランドシャコンヌ

 シャコンヌとは、元来はスペイン地方の舞踊歌であるが、現在私たちはバッサカリア同様、変奏曲の形式を取った4分の3拍子の舞曲のひとつとして知られている.
 実際にこの「グランドシャコンヌ」も変奏曲の形式を取り、曲のはじめに提示される4小節がひとつのフレーズとしてなる。そして、いくつかのテーマが変奏曲として展開してゆく。中間部において転調され,再度もとの調を取り戻した後、最終局面へと展開してゆく様子は、作曲者藤掛氏のそのすばらしい音楽感性をうかがいしれる。
  そして、3連譜の盛り上がりが絶頂に達した後、最後の変奏モデルがフォルテシモで
提示され、コーダに突入して行く。改めて、曲が大きな統一性の中で展開されていた
ことに気づかされる.
 小曲ながらも、曲中に盛り込まれた様々な要素がこの曲を秀作と呼ばせる由縁であ
ろう。現在であってもその美しさは揺るぎ無く、人々を感動させる。

 (岐阜大学マンドリンクラブ第35回定期演奏会/1998.12.26/パンフより、 中井康介さん 記)

(投稿者:岐阜大学、末武さん 投稿日:9月29日15時42分