Who's Hiro Fujikake A

1990〜1999

藤掛作品大好きという岐阜市長良在住の後藤秀児さんより、とても貴重な資料を送っていただきました。その資料を骨格にマンドリン関係以外を中心にまとめてみたいと思います。透明人間さん、庄山さん、IZZYさんよりいただいた情報もあわせ掲載させていただきます。4人様、誠にありがとうございました。このほかに、藤掛さんの情報お持ちの方、ぜひ、連絡ください。なお、このページの資料、写真の無断転載はご遠慮下さい。(2000.5.4管理人記) また、資料という性格上、敬称略になっていることをお許し下さい。

Who's Hiro Fujikake  @1949〜89   B2000〜09 C2010〜    トップページ



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1990
エンジェルコーラス(コンコルディアマンドリンオーケストラ初演)

第57回青少年音楽祭 1990年7月1日 NHKホール

藤掛廣幸/TrePickPrelude(委嘱・初演)
●シルヴェストリ/ノスタルジー
●イワノフ(帰山編曲)/シベリア狂詩曲
アンコール・・・マスカーニ/歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲

山本直純指揮:ジュネス・ミュジカル・マンドリン・オーケストラ

●プーランク/スターバト・マーテル
●プロコフィエフ/交響曲第5番
  以上 高関健指揮ジュネス・ミュジカル・オーケストラ 同・合唱団
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1990年7月8日14:00〜16:00 NHK教育テレビにて全国放送されました。
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投稿者:その時演奏されたましたMET事務局(庄山)さん


日本交響楽振興財団作曲賞-「春の詩はるのうた

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“現代日本のオーケストラ音楽”第14回演奏会

<委嘱作品と第12回作曲賞入選作品>

1990年6月6日/東京文化会館大ホール/指揮:外山雄三/演奏:東京交響楽団

昭和62年度委嘱作品・・・水野修孝/交響曲(30分)
第12回作曲賞入選作品藤掛廣幸/春の詩(初演)(22分)
延原正生/チェロとオーケストラのための「挽歌」
佐藤昌弘/オーケストラのためのパースペクティヴ・オヴ・タイム


春 の 詩 はるのうた       (藤掛廣幸)

私にとって、この作品には、特に深い思い入れがあります。数年前に、スケッチを始めた時点では“春夏秋冬”四つのの部分より成る大編成の曲だったのですが、他の部分はすべて破棄し“春”の部分のみで完結する作品として形が整ってからも、尚、何度も書き直し、今回の形として完成するまでに5年以上を要しています。
この慌ただしい現代文明の中に於いて、私達は、「人間というのは、地球上の他の生命動物や虫や植物と、ある意味で、同等の大自然の一員である」という自覚を、忘れ去ってしまっている・・・というより、そんな自覚を持っていたら生きてゆけない・・・という程の危機的状況を感じます。そして自然破壊や核の問題等これほどめざましいスピードで、破壊に向かっているかも知れないような現代に於いては、“大自然の調和の中の一員という自覚を、人類が今ほど求められている時はないのではないでしょうか。
そんな思いを込めて、自然の中に取り込んだ古典から現代に至るあらゆる音楽技法を自然な形で、消化し“大自然への讃歌”を心の命ずるままに歌いたいと思いました。
今回、この作品を初演していただける関係者の皆様に深く感謝申し上げます。そして、演奏を聞いて下さる皆様の心の中に、“大自然への深い想い”が拡がっていくことを祈っております。

(パンフ写真&資料提供:後藤秀児さん)

尚、「春の詩」は、風待鳥さんのエッセイ熊さんと八つぁんの会話・其の一「鳥の音楽」ご参照ください。



cd-enchanted1.jpg (10494 バイト)cd-enchanted2.jpg (12352 バイト) 世界的なフルート奏者J.ゴールウェイとの夢の共演アルバム(妖精の森)「The Enchanted Forest」世界発売!

このアルバムは、アメリカ.ビルボードのクラシカル.クロスオーヴァー部門で5ケ月間ベストテン入りを果たした。(1990年5月第2位)

1.妖精の森(藤掛廣幸)   2.小さな歌(藤掛廣幸)
3.中山道(藤掛廣幸)
4.ずいずいずっころばし(わらべ唄)
5.星の子供(藤掛廣幸)  6.森の歌(藤掛廣幸)
7.徳山の子守り歌(藤掛廣幸)8.ひえつき節(日本民謡)
9.うすひき歌(日本民謡)  10.愛の歌(藤掛廣幸)
11.こだま(藤掛廣幸)  12.土の詩(藤掛廣幸)
13.春駒(日本古謡)  14.さくら(日本古謡)
15.ロマンティック・ワールド(藤掛廣幸)

写真提供:後藤秀児さん

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ジェームズ・ゴールウェイについて

このアルバムのメインの独奏者であるジェームズ・ゴールウェイは、1939年に北アイルランドの首都ベルファーストに生れたフルート奏者である。幼少の頃からフルートに親しみ、ロンドン王立音楽院に進んだ彼は、さらにギルドホール音楽学校やパリ音楽院に入学して研鑚を重ね、21歳でイギリスに戻った。そして、ロイヤル・フィルハーモニーやロンドン交響楽団の主席フルート奏者を歴任し、1970年にはヘルベルト・フォン・カラヤンにその実力を認められて、 ベルリン・フィルハーモニーの第1フルート奏者となった。1975年にこの名誉あるポストを勇退して独奏者としての活動に専心するようになった彼は、直ちに国際的な人気と名声を確立し、フルート界のスターにのしあがった。「黄金のフルート」などと呼ばれて絶大の人気を博しているゴールウェイは、そのブリリアントでしなやかな彼ならではの演奏の魅力によって、あらゆる聴き手にフルートの醍醐味を満喫させてくれる名手なのである。(柴田龍一さん記)

このアルバムの解説より

■「お互いに都合の良い時に会って話したいので、電話して欲しい。」と書かれた一通の手紙が、West Hampstead に住んでいた僕の家に配達されてきたのは、帰国まで1ヶ月程を残すのみ……というある日のことでした。
■オーケストラによるシンフォニックな曲やバレエ音楽、オペラ等の大作に主力を注いで作曲活動をしてきたのですが、現代に生きる新しい総合芸術としてのミュージカルの作曲こそ、これからの自分に一番ぴったりくる分野だ……という確信のもとに、その勉強の為にロンドンに住んでいた時のことです。せっかくここに住んでいるのだから関係筋の人脈を拡げたいと、作品をいれたテープに手紙を添えて関係会社あてに送ったのですが、これはその返事の中の一つだったのです。
■早速電話をして、とても深い感銘を受け、何度も通ったミュージカル「レ・ミゼラブル」を上演中の劇場のすぐ近くのビルの2階にある事務所まで出かけました。それが、このアルバムのプロデューサーであるRalph Mace との出会いでした。“James Galway”という名前をその時、聞いたのですが、その時点では(恥ずかしい話ですが…)「そういえば、ロイヤルフェスティヴァル・ホールへ、マーラーのシンフォニーを聞きに出かけた折、モーツァルトのフルートとハープのコンチェルトを演奏して盛大な拍手を受けていた人が、確かそんな名前だったかな」という程度の、なんとも心もとない認識
しかありませんでした。知り合いのイギリス人にたずねると、有名なスタープレイヤーだということでしたが、ともかくそんないきさつから、このプロジェクトはスタートしたのでした。
■当初は、僕の小品と日本の民謡とを、オーケストラとソロ・フルートでアルバムにしたいので、全てのアレンジを担当してほしい・・・という話でした。何度かの打ち合わせを経て、曲目のしぼりこみをするに従い、フルート以外はすべてシンセサイザーでやろう・・・ということになりました。レパートリー決定の為の素材は全て、僕のシンセサイザーによる演奏で聞かせていたので、オーケストラよりこの方が面白そうだということになったようです。僕の作品の多くは、先にも書いたように壮大なシンフォニックなスタイルのものが多いので、ゴールウェイの素晴らしいフルートの繊細な音色を生かす為にはふさわしくありません。従ってテレビ等の為に作曲した曲や、その他の小品の中から多くのレパートリーは選ばれました。全曲のアレンジ、シンセサイザーのプログラミング及び演奏は僕が担当しましたが、レコーディングが進行していくにつれて「水の音や小鳥の声もいれようか」とか「生ギターやベースの音も加えたらどうだろうか」という話もでてきて、ジミー、ラルフ、ヒロ、の3人による共同作品ともいうべきこのアルバムが出来上がった訳で、けっこう楽しい仕事でした。
■それでは、“音楽の妖精達の住む森で森林浴”というのはいかがでしょうか。

妖精の森/僕の2枚目のソロ・アルバム「ロマンス」の1曲目に入っていた曲ですが、アルバム・タイトルと1曲目は是非一致させたいというゴールウェイによる命名です。
小さな歌/ドキュメンタリー番組の為に作曲した小品のモティーフを基にして発展させたものです。
中仙道/NHKのテレビ番組の為に、テーマ音楽として作曲しました。
ずいずいずっころばし/おなじみのわらべ唄ですが、ハーモニーにアレンジの工夫のあとを感じてもらえるでしょうか。
星の子供/“夜露はどこからくるのでしょう。チラチラ光るあの空の ? お星の国からくるのでしょう(以下略)”中条雅二詩「八つのバラード」の中に含まれている曲で、オリジナルは混声四重奏とマンドリン・オーケストラによって書かれています。
森の歌/フルート・ソロのメロディーのみを書いてゴールウェイに渡し、自由に演奏してもらいながら、アドリブでシンセサイザーの音を重ねていきました。
徳山の子守り歌/岐阜県の山深く、ダムの為に水没してしまう徳山村があります。この村に伝わる子守り歌を、おばあさんのつぶやくような歌声から聞きとり譜面にしました。
ひえつき節/とても美しいメロディー・ラインを持った日本の代表的な民謡の一つです。
うすひき歌/徳山村に伝わる民謡。やはり古老の歌声より採譜し、僕のコンサートでも度々取り上げました。
愛の歌/アルバム「ロマンス」の中に収録されていた曲でシンセサイザーの為に作曲したオリジナルの一つです。
こだま/フルートにデジタル・ディレイをかけて、深い山々に響きわたる“こだま”を意図しましたが、この効果が気に入ったらしく、ゴールウェイは、本番に入る前にアドリブで音を出しては楽しんでいました。
土の詩(うた)/「国際陶磁器フェスティヴァル」のテーマ曲として作曲した「土と炎の詩」の中のメロディーが基になっています。
春駒/岐阜県郡上八幡に伝わる有名な盆踊りのメロディーですが、ジャズのスゥイング感に近い“ノリ”が気に入ったようです。
さくら/説明不要、誰もが知っているメロディーですが、フルートをうまく生かすようにアレンジに工夫をこらしてあります。
ロマンティック・ワールド/バレ音楽“ブンナよ木から下りて来い”の為に作曲したフレーズを発展させたもので、この曲もアルバム「ロマンス」の中で発表しました。

(藤掛廣幸)

情報提供:管理人


1990年10月 バレエ「あゝ野麦峠」が松岡怜子バレエ団により再演されました


1991
全日本吹奏楽コンクール課題曲作曲委嘱「ロックン・マーチ」

ふるさと紀行(1)「こころの旅」発売

cd-furusato1-1.jpg (15949 バイト)cd-furusato1-2.jpg (18424 バイト) くわしくは、藤掛先生のCDの紹介のことなら、大先輩の

お薦めマンドリンCD

白木さんのHPをご覧ください。

ふるさと紀行(2)「日本の四季」発売

cd-furusato2-1.jpg (13976 バイト)cd-furusato2-2.jpg (17395 バイト) くわしくは、藤掛先生のCDの紹介のことなら、
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お薦めマンドリンCD

白木さんのHPをご覧ください。

ふるさと紀行写真提供:後藤秀児さん


LullabyF.gif (23494 バイト)

「海のこもりうた−OCEANIC LULLABY-」
シンセサイザーCD発売

心とからだをリラックスさせる1/f のゆらぎによるサウンドエステティック

1.海に抱かれて   2.波の小舟にのって 
3.海のゆりかご 4.珊瑚礁の島 
5.波と風のダイアローグ 6.マーメイド      7.空の碧、海の青 
8.神秘への旅路  9.はるかなる水平線へ 10.海のこもりうた

私いつも音楽をかけて眠りにつくのですが、川のせせらぎとか波の音なんか聴きながら眠れたらいいなと思って、この前の土曜日に環境音楽のCDのコーナーを探っておりました。そしてたまたま手にとったCDが「海のこもりうた−OCEANIC LULLABY-」というものでした。
ジャケットを見ると、なんと“[音楽]藤掛廣幸”とあるではないですか。もちろん買って帰りました。
さっそく聴いてみると、波の音が至るところにちりばめられており、こころの洗われるような音、メロディーで、期待どおりの音楽でした。弦楽器などの生の音もいいですけど、こういったシンセサイザーの浮遊感のある幻想的な音は疲れを癒すのに効果抜群ですね。
しいて難点をいうと、心地よすぎて最初の一、二曲で眠ってしまうことでしょうか。

写真&投稿:透明人間さん


1992

1993

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岐阜県交響楽団創立40周年記念   第45回定期演奏会

1993.6.20/岐阜市民会館

交響曲第6番ヘ長調「田園」作品68/ベートーベン/指揮:小出雄聖

交響曲「岐阜」 (初演)

作曲・指揮:藤掛廣幸/共演:岐阜柳ケ瀬太鼓

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ふるさと交響曲「岐阜」6月初演へ練習開始……楽団の熱心な依頼で藤掛さん作曲

(前略)……◆同楽団は4年前から構想を温め、2年ほど前から藤掛さんと交渉。楽団員の熱意に押され、藤掛さんも作曲を快諾した。◆曲は岐阜の自然と歴史、そこに生きる人間を主題にしている。4楽章、約30分の曲で、三管楽編成オーケストラと日本太鼓で演奏される。第3楽章では郷土民謡の「おばば」のメロディーや「春駒」に似たテンポの速いリズムを取り入れている。藤掛さんは「生まれ故郷の山と川と水、その中で力強く生きる人々の姿を表現した」という。◆藤掛さんは記念演奏会の指揮を執るだけでなく、5月には練習にも参加する。日本太鼓のパートは、岐阜市柳ケ瀬太鼓のメンバーが演奏する。……(後略)
「中日新聞1993.4 より」

g-gifusinfo.jpg (40930 バイト) 洋楽メロディーに和太鼓マッチ

(前略)・・・会場は1300人余の来場者で超満員。岐阜の自然や人々のエネルギーを感じさせる生き生きとした曲の展開に、聴衆もイメージをはばたかせ、盛大な拍手が送られた。初めて洋楽と共演した柳ケ瀬太鼓の面々も汗をしたたらせながら、力強い響きを聞かせた。

←「岐阜新聞1993.6.21」

 

交響曲「岐阜」ブラボー

和太鼓加え初演

(前略)……藤掛さん自身の指揮に、団員たちも素晴らしい熱演でこたえ、満場の市民を魅了した。……(中略)……演奏終了と同時に約1300人の観客は「ブラボー」と叫んで立ち上がり盛大な拍手が続いた。(後略)。

「中日新聞1993.6.21」→

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交響曲「岐 阜」 藤掛廣幸

私は岐阜県に生れましたが、この素晴らしい大自然に育まれて少年時代を過ごすことができたのは、何ものにも代え難い大きな財産であり、私の音楽の根幹を成すものだと常々思っております。
このたび、交響曲を作曲する機会を与えていただいた折りに、わが愛するこの山河、歴史、そこにくらす人々、そして力強い未来と、交響曲の内面的テーマとして一つの作品に仕上げようと計画しました。
ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンによって完成された交響曲というスタイルは、その後の多くの作曲家によって     ・・・・中略・・・
この曲を「交響詩」ではなく「交響曲」としたのは、内面に大自然や歴史への想いを抱きながらも、描写音楽ではなく、構築性を重視した音による作品を意図したためです。したがってどのメロディーが何を表現しているか・・・というようなことは、まったく無意味で、聴く人が各自、自由に思いを拡げてくださればよいと思います。
私も作曲しているとき、最初は少年時代に過ごした山や川、金華山や長良川、そして歴史などの、止めどない空想が拡がる中からメロディーが沸き上がってきましたが、書き進めていくにつれ、現代の私たちが置かれているこの地球環境をも含めた大自然への熱い想いへと拡がっていくのを自覚せざるを得ませんでした。
この曲が多くの人に愛され、力強い勇気や優しさを与えることができるように育っていってくれることを、作曲者として願っております。

パンフ写真&新聞記事&情報提供:後藤秀児さん


1993年10月17日 ミュージカル「ブンナよ木からおりてこい」が初演されました
場所:岐阜市民文化ホール



1994
ヴィヴァ!マンドリン(岐阜マンドリンオーケストラ初演)

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ひばりは高らかに」CD発売

J.ゴールウェイ:フルートと藤掛廣幸:編曲:シンセサイザーのコンビ再び!クラシックの名曲小品集。

曲目/アレンジについて

プロデューサーのラルフ・メイスより、「フルートとシンセサイザーによるアダージョ・アルバムを作りたいが、どう思うか?」と電話があったので「アルビノーニやバーバーのアダージョなど、きっと素晴らしいアレンジが出来ると思うよ」と答えたのが、このアルバムの始まりです。
レコーディングは、1992年の2月、夏のシドニーで行いました
ほとんどの曲は、とても良く知られた曲なので、説明など不要で楽しんでいただけると思いますが、アレンジの面での工夫などを参考までに少々書いてみることにします。

1.アイルランド民謡「ひばりは高らかに」
ジミー(註:ゴールウェイの愛称)の生まれ故郷アイルランドの民謡です。
2.アルビノーニ「アダージョ」このアレンジは、私がとても気に入っているものの1つで、フルートのカデンツァを導入、低いBの音から最高音のCまでを使ってテクニックが冴えるように工夫しました。この曲と「くまばちは飛ぶ」の2曲は、その後ニューヨークで作ったプロモーション用のビデオにも収録しています。
3.サティ「ジムノペディ第1番」
美しいハーモニーを持つ原曲の雰囲気を、よりふくらませるように工夫したのを聴き取っていただけるでしょうか。
4.ボロディン「夜想曲」この曲は、映画音楽に使われて有名になったそうですが、テーマのモティーフを生かして、かなり自由に創作しました。
5.リムスキー=コルサコフ「くまばちは飛ぶ」「この曲は、1分以内に演奏しなくっちゃ……」とジミーが言うので、作曲家の私にとっては大変な緊張を強いられる曲になりました。
6.シュスタコーヴィッチ「ロマンス」イギリスのテレビ・ドラマのテーマ曲として使われてヒットした曲で、私のアレンジではカデンツァを入れたりして、工夫してみました。
7.J.S.バッハ「シチリアーノ」
8.
ラヴェル「ハバネラ形式の小品」
9.
サン=サーンス「白鳥」

この3曲に関しては、対位句を書き加えたりした以外は、オリジナルをあまり変えていません。
10.シリル・スコット「はすの花の国」原曲はピアノ曲です。
ラルフ・メイスがこの曲を気に入り、レコーディングをすることになりました。
11.ハイドン「セレナーデ」ハイドンの弦楽四重奏曲の第2楽章からの曲ですが、レコーディング時にはエレクトリック・ベースも一緒にプレイしています。
12.マルティーニ「愛の喜びは」有名なメロディーです。
中間部は、フルートのヴァリエーションを生かして、ふくらみを持たせてあります。
13.ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」最初に「原曲はオーケストラの曲だから、フルート・ソロを生かすのなら長3度か完全4度上に上げないと、効果がでないと思う」と言ったら「ハーモニーを変えたりするなよ」と、ジミーはとても心配そうでしたが、最低音から高音域まで使ったアレンジに、とても喜んでくれました。
14.「小さな羊飼い」15.「月の光」の2曲は、ドビュッシーのあまりにも有名な曲で、説明はいらないと思います。
16.グリーク「夜想曲」
17.
グリーク「過ぎた春 作品34の2」
水晶のように澄み切った北欧の空気のようなグリークの音楽は、聴く者の心にとてもさわやかな想いをもたらしてくれます。フルートの音色、表情を生かすように工夫しました。
18.バーバー「アダージョ」この曲は、オリジナルが弦楽合奏なので、ラルフは「本当にフルート・ソロで大丈夫か?」と心配していましたが、「ここは作曲家の技術の見せ所」とばかりに、張り切ってアレンジしました。
お楽しみいただけることと思います。
(藤掛廣幸)

ジャッケト写真&情報提供:後藤秀児さん


1995
ミューズコンチェルト(明治学院大学マンドリンクラブ初演)
ファンタジア九州(福岡マンドリンオーケストラ初演)
日本の歌三章(中央大学マンドリンクラブ初演)
マンドリンオーケストラ版「生命の詩」1995年被爆50周年メモリアルコンサートに於いて広島交響楽団と広島合唱連盟によりオーケストラ版が初演される。
ミュージカル「小さな虫の物語」が初演される。@岐阜市文化センター


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岐阜市文化センター開館10周年記念特別公演

1995年2月5日   市民の劇場〔第155回〕

藤掛廣幸の世界

岐阜の作曲家シリーズ<パートU>

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第1部   シンセサイザーファンタジー

シンセサイザー:藤掛廣幸/ピアノ:藤掛英子

グリーンシャワー
夢の街
木曽ファンタジー
シチリアーナ
アルビノーニのアダージョ
さくら・日本古謡
ふるさと紀行
釧路湿原花便り
花の島
中仙道
妖精の森

第2部  混声合唱とピアノ、シンセサイザー及び二人の打楽器奏者による幻想曲

8人のソリスト/200人の合唱団/2人の打楽器奏者/ピアノ/シンセサイザーによる

土  器  (初演)

作詞:中条雅二/作曲:藤掛廣幸/指揮:井戸清輔

藤掛廣幸氏の幻の曲歌おう・・・・「土器」岐阜で初演合唱団員を募集

(前略)太古のロマンに満ちた大曲だが、あまりに難しいため、作曲後の3年間は演奏されなかった「幻の曲」。(中略)■「土器は混声四部合唱で全8楽章。演奏には約30分かかる。各楽章には「いしうべと   それもっさべな」のように作詞家の中条雅二氏=名古屋市在住=が、古代人の生活や儀式、言語を推測して自由に創造した詩が付いている。■アンサンブルを故意に崩したり、同じ単語を一人一人が自由に繰り返すなど、現代的な作曲技法を取り入れられた難曲で、これまで東京の合唱団が部分演奏しただけ。曲の存在を知ったセンターの館員が藤掛氏と協議して、全曲初演にこぎつけた。(後略)
「中日新聞1994より」 

土  器  作詞:中条雅二 「土器」の詩はこちらをご覧下さい

1.あらえ日の神や
太古の人々が火の周りに集まり、大自然の神に祈りを捧げる祭りと力強いおどり
2.るばるごの火
力強い生命力にあふれた生活、石器等で狩りをして生きる 原始の火に対する畏敬の念
3.ノウマクフダラ
日食で、太陽がなくなってしまうことへの恐れ 呪文を唱え ひたすら念ずる人々
4.矢ほべ! 火ほべ!
日照りなどで食料が無い 略奪 戦争 苦しみ
5.ホウサヤンサレノウ
大きな石の周りに集まり、豊作を祈りおどる
6.歌垣・・・振りふる袖に花むすべ
若者達と少女達 お互いに見そめあい愛の告白 しっとりと美しく
7.祝婚歌
結婚のうたげ にぎやかにはやし歌いおどる 子孫繁栄を願う集い
8.日ば昇れ!
フィナーレ 力強く荘厳 大自然の恵みに感謝し、その中にいだかれて生きる人々祈りの儀式と、力強いおどり

パンフ・チラシ・新聞情報提供:後藤秀児さん

 


1996
星空のコンチェルト(Abendmusik初演)
海のファンタジー(松坂商業高等学校ギター部初演)


1997
MINO Artists in Residence(美濃・紙の芸術村)事業に特別参加アーティストとして招聘され、このときの美濃滞在を契機に、「紙すきのうた」の作曲を手掛けた。(情報提供:[shu]さん)

日中合同制作音楽劇
『西湖伝説・金色の鳳(太陽をさがして)』 (初演)

1997年3月29日、30日(2ステージ)/岐阜市民会館

  
作曲・演奏/藤掛廣幸
監修/朱實  脚本・演出/松岡直太郎  演出/汪世瑜、
  出演/内藤幸子、篠田弘美、岐阜市民合唱団、浙江芸術学校、浙江京昆芸術劇院
 
 (情報提供:IZZYさん)




オペラ「かかみ野の空」 (初演)

1997年11月3日/開演 14:00/各務原市民会館

原作:赤座憲久(かかみ野の土、かかみ野の空、かかみ野の風 3部作)
作曲・演奏:藤掛廣幸
脚本:松岡直太郎  演出:なみ悟朗
音楽監督・指揮:井戸清輔

■キャスト オヨリ:山口敏昭   シノメ:筧聰子   シガマロ:一海浩喜
サラ:佐々木明美  大海人大王:井上博嗣  高市王子:中島富蔵

■あらすじ
 今からおよそ千三百年前。壬申の乱前夜のかかみ野。
 大海人王子(オオアマノオウジ)の舎人として仕える村国のオヨリは、年若い息子シガマロと農兵を引き連れて出陣する。戦いに勝てば村の暮らしはよくなると信じて。
 見送りの中に、オヨリの妻シノメとシガマロを慕う村娘サラの無事を祈る姿があった。戦いは勝利し都も新しく創られた。しかし、村国の暮らしは変わらなかった。戦場の露と消えた農兵の墓が増えたことと、サラの目が病のために光を失った他は。
 あの戦いはいったい何のためだったのか……。
 オヨリもシガマロの腕の中で淋しく死んだ。父、オヨリの遺志により村国の新しい長となったシガマロは都と村国を往来しながら、サラと結ばれる。幸せもつかの間、村は激しい嵐に襲われた。しかし、権力争いに明け暮れる都は、地方の民を助ける気などない。シガマロは大きな力にすがることはもうやめて、村国の民と自分たちの力だけで生きていこうと決心し、都を去るのだった。


■オペラ「かかみ野の空」作曲について   藤掛廣幸
 合唱指揮者の井戸さんより電話があり「赤座先生の『かかみ野三部作』を基にして合唱を主体としたオペラを作りたい」とのお話があったのは、1年以上前の事だったと思います。
 「空、風、土」というタイトルには、想像力を刺激される魅力的な響きがあります。井戸さんとは「樹魂の歌」「土器」「太陽をさがして」といった仕事を一緒にしてきて、素晴らしい才能の持ち主だと信頼していましたので、喜んでお引き受けした次第です。
 台本は「ブンナ」「小さな虫の物語」「太陽をさがして」という一連の作品の台本、演出で素晴らしい仕事をしていらっしゃる松岡さんに「是非……」とお願いして書いていただきました。
 松岡さんが「全体が一つの詩の世界」とおっしゃる通り、すてきな台本が出来上がりました。
 作曲には7ヵ月以上かかりましたが、納得のいく作品に仕上がったと自負しております。
 出演される皆さんの素晴らしい熱意と、なみ悟朗さんの意欲的な演出により、どんな形でこの作品に命を吹き込んでいただけるのか、とても楽しみにしております。

                    (チラシ写真&資料提供:IZZYさん)


感動の涙を呼んだ2時間のオペラはホールに入り切れない人が多数でる程の人気を呼び大成功の幕を閉じた。戦に翻弄される民衆をソリスト、合唱、シンセサイザーオーケストラで描いたオペラ。美しい歌、劇的な起伏により初演で感動の嵐を呼んだ。

1998
大地の呼び声(モザールマンドリンオーケストラ初演)

1999
ロックンマーチ(ARSNOVA初演)
森と水のシンフォニー(岐阜大学マンドリンクラブ初演)
アクアリズム(広島修道大学マンドリン部初演)
さくら綺想曲(松坂商業高等学校ギター部初演)

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1999年2月  日中合同制作   親子で楽しむミュージカル

「ブンナよ木からおりてこい」

  出演/杭州芸術学校ミュージカル班員及び県内小中学校

原作/水上勉      脚色/小松幹生     音楽/藤掛廣幸

日本と中国の合同制作第2弾。日本公演のみでなく中国語による中国公演もすべての会場で新たな感動を呼んだ。

日中共演、息ピタリ

■岐阜市と中国杭州市の友好都市提携20周年を記念した日中合作ミュージカル「ブンナよ木からおりてこい」が4日岐阜市民会館を皮切りに始まった。■日中の子供と俳優らが共演し、中国側が演出や舞台監督などを担当。出演者はブンナの舞台を熱演、市民の盛んな拍手を浴びた。■2月6日:池田町中央公民館/7日:関市文化会館/9日:岐阜市長良川国際会議場/10日:羽島市文化センター「岐阜新聞1999年2月」

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◆ミュージカルナンバー・・・「春の歌」、「ブンナ登場」、「夏の歌」、「弱虫じゃない!」、「赤トンボの歌」、「あの空を飛びたいな」、「ブンナ木に登る」、「スズメとブンナの歌」、「ついに登った」、「ミミズクの歌」、「スズメとモズの対話」、「スズメ誘惑の歌」、「スズメ嘆きの歌」、「ブンナ聞かせておくれ」、「ネズミのアリア」、「ネズミとスズメの対話」、「春が過ぎ夏が来ても・・・」、「ヘビの歌・ヘビとネズミの戦い」、「ネズミ最後のアリア」、「ブンナ聞かせておくれ」、「春の歌」

パンフ・新聞情報提供:後藤秀児さん


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新作全3幕8場2時間半のオペラ

紙すきのうた(初演)

作曲・指揮/藤掛 廣幸
演奏/Solo Orchestra

1999年10月22日(金) 国民文化祭 in 岐阜 前夜祭

岐阜市民会館大ホール/1時30分〜/6時30分〜  2回公演

あらすじ
岐阜の伝統産業「美濃紙」は、1300年の歴史を、持つといわれ、手すき紙は、そのほとんどが、女性によってすかれてきた。
宝暦騒動がおわった明治元年の春。両親を亡くした元郡上藩士の娘「ゆき」は、長良川沿いの険しい峠を超え、紙すきの里、長瀬村武本家の養女となる。様々な人々に助けられ、下男であった「弥助」との純愛を秘めながら、紙すきとして、生涯をささげた娘「ゆき」が、美しい「典具帖紙」をすき上げるまでを感動的に描く。

大規模なステージセット、総勢100人を越すスタッフ・キャスト、美しいメロディーに溢れたとても感動的なオペラ。

くわしくはこちらをご覧ください   パンフ&情報提供:管理人


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第14回国民文化祭・ぎふ99/1999年10月31日/邦楽の祭典

邦楽合奏の為の交響詩「山河緑照」(初演)

作曲・指揮/藤掛廣幸

演奏:岐阜県邦楽連盟(琴・尺八・三味線・十七絃による計100名の演奏)


       曲目紹介    
岐阜という響きを聞いてまず脳裏に浮かぶのは、山々の緑と美しい水。長良川の澄んだ水面に映る美しい新緑や紅葉が織り成す大自然の素晴らしいドラマ。「国民文化祭に於いて邦楽合奏で演奏される為の作品を作曲して欲しい」という依頼を受けた時に、まず最初にイメージに浮かんできたのは、山々の美しい緑が澄んだ水面を緑色に染めてキラキラ輝いている様子でした。「山河緑照」というタイトルは作曲を開始する前に、このようにして決まりました。

各楽器の特性を充分に生かしながら、親しみやすく多くの人々の記憶に残るような作品にしたい、と心がける中からテーマのメロディーが自然に沸き上がってきました。最後に演奏者達の声も加わって再現されるこのテーマメロディーに導かれて曲は自然発生的にどんどん形を現わし、作曲の仕事を楽しいものにしてくれました。
この作品は佐藤芙美子先生の「岐阜県を歌った、いつまでも残るような作品を作り上げたい」という熱意が実を結んだ形で生まれたものですが、「美しい緑と水がいつまでも変わり無く人々に潤いを与え続けてくれるように」という祈りと共に、国民文化祭での初演を契機に多くの皆様に愛されて何度も演奏されるような作品に育っていって欲しいと願っています。(藤掛廣幸)

パンフ・情報提供:後藤秀児さん


  Who's Hiro Fujikake @1949〜89 B2000〜09 C2010〜

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