wild magnolias

「THE WILD MAGNOLIAS」(POLYDOR POCP−2317)
THEWILD MAGNOLIAS

 興味はあるのに聴いたことがないバンドというものがあって、ニューオリンズ系はけっう好きなのに、なぜかこのワイルド・マグノリアスは聴いたことがなかった。おもしろそうだなー、とは思ってたんですよ。でも、機会がなくて。今回、デビューアルバムが再発されたのを機会に聴いてみた。コール・アンド・レスポンスを中心にした、シンプルでファンキーでかっこいい音楽だということは予備知識としてあったが、いやはや、シンプルにもほどがある。たしかにコール・アンド・レスポンスで、かっこいいのだが、ずーーーーーーーーーーーーーーーーっとそればっかりだ。これは鑑賞音楽ではないな。踊るための音楽だ。そんなことあたりまえというかもしれないが、よいダンスミュージックはよい鑑賞音楽でもあるのが普通だが、このバンドはそういう面をあっさり捨てて、ひたすらダンス音楽に徹しているようだ。聴いているととにかく身体が動き出す。コール・アンド・レスポンスというものの内包する原始の力というか人間の根源的なものが刺激される音楽である。いやはや、野蛮といやあこれほど野蛮なスタイルもないですな。