shuichi enomoto

「OWL IN BLUE」(AKETA’S DISK MHACD−2625)
SHUICHI ENOMOTO

 こちらをにらみつけるような蒼いフクロウのジャケットが印象的な一枚。一曲目をはじめ、全体に力を抜いたような、フルトーンで鳴らす一歩手前ぐらいの感じの演奏が多く、それはそれで悪くないが、いちばん「おおっ」と思ったのは、5曲目の「ラッシュ・ライフ」(RUSH LIFEという表記。あのスタンダードとは別もの)とそれに続くモンクの「ルビー・マイ・ディア」で、この2曲はほんとうに興奮した。こういう、楽器(やマウピ)とともに苦労するタイプのテナーのひと(と勝手に聴き手の印象として思っているだけですが)は最近あまりいないだけに、非常に親近感がある。