rodrigo amado

「TEATRO」(EUROPEAN ECHOES 001)
AMADO/KESSLER/NILSSEN−LOVE

 ケント・ケセラー、ポール・ニルセンラヴという豪腕のふたりに囲まれて、テナー〜バリトンサックスがフロントときたら、これは聴かざるをえないでしょう。というわけでわくわくしながら聴いてみたが、このロドリゴ・アマドという若いサックス奏者(といっても、もう四十歳をすぎているわけだから、ええ歳や。ヴァンダーマークらと同じぐらいか)はどうやらポルトガルのひとで、このグループはオポルトでのジャズフェスの際に組まれたものらしい。アルバムは父親であるフェルナンド・アマドに捧げられているが、聴いたことのない名前だ。ディスコグラフィーなどをみても、かなりのアルバムに参加しており、リスボンのインプロヴァイズドシーンでは有名なひとのようだ。しかし、聴いてみると、どーもものたりん。ベースとドラムはさすがにめちゃ良いのだが、サックスだけが語彙不足で浮いている感じ。バリトンも硬質すぎて楽器に振り回されているようで広がりがなく、テナーもぐじゃぐじゃっという団子状に丸まった感じで、もさもさしていて、あまり興奮しなかった。でも、何度も言うようだが、ベースとドラムを聴くだけでも価値はあるし、サックスのひともけっしてヘタではないので、ほかのアルバムも聴いてみたい気にはなった。