AR7030でDRM放送を受信する


DRM (Digital Radio Mondiale)とは短波帯や中波帯で行われているデジタル方式のラジオ放送
です。日本では行われていませんが、ヨーロッパで広く放送されています。日本近辺ではRadio 
New Zealand InternationalがDRM放送を行っています。専用の受信機はあまり普及していませ
ん。既存のラジオから中間周波数を取り出して、12kHzに変換して、パソコンに取り込んでDRM
受信ソフトを使って受信するのが一般的です。

私はAORのAR7030PLUSを使っていますが、この機種でDRM放送が受信できないかと思案し
ていました。イギリスのAORのサイトに詳しく書いてあり、イギリスでは12kHzの出力端子のある
AR7030も発売されています。

一番の問題はAR7030の中間周波数455kHz→12kHz変換コンバーターをどのようにして調達す
るかということです。「CQ ham radio」の2006年8月号から12月号の連載記事や「世界の放送を
聞こう」にコンバーターの製作方法が掲載されていますが、どうも私には難しいです。

アメリカのUniversal RadioからElad FDM45512という455kHz→12kHzコンバーターが発売されて
いますが、US$99.95とちょっと高いです。eBayで検索するとイタリアのI5XWWさんが変換コンバ
ーターの基盤を出品していました。BuyItNowで送料ともUS$26で早速購入しました。PayPalで
支払い後6日でイタリアから航空便で届きました。I5XWWさんのサイトにいろいろ情報が載って
いますので参考にして下さい。



基盤は37×23mmと非常に小さいものです。AR7030の中に組み込むことも可能だそうですが、
私には無理そうなので、アルミケースに組み込みました。



8PinのDINコネクターを買ってきて、AR7030のAUXアクセサリーソケットから455KHzのIF出力を
取り出すことにしました。電源をつなげ(9〜12Vが使用できます)、パソコンのマイク端子に
12kHzの信号を取り込むようにしました。

さて、DRM受信ソフトです。無料で使用できるのは「Dream」というソフトですが、先ほどの
I5XWWさんのサイトからダウンロードできます。

あるいはSDR(Software Defined Radio)を発売しているオーストラリアのWiNRADiO社からDRM
デコーダーソフトをUS$49.95でダウンロードできます。私はこのソフトを利用することにしまし
た。

配線が完了し早速、Radio New Zealand Internationalを受信してみました。アンテナは
ALA1530です。



うまく、受信できました。基盤の半固定抵抗を調整する必要があります。S/N比は13-18dBくら
いで時々音が途切れますが、これからいろいろと研究してみようと思います。
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2006年11月26日更新
2007年1月26日更新


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