こんな 1日

January 2001


★2001年1月31日(水)  晴れ

身体が安静を求めているので、素直に従うことにする。
冷蔵庫にたくさん野菜があるというのは、とても心強いこと。
大根、白菜、春菊。
頼りになる、冬の野菜。


★2001年1月30日(火)  晴れ

ごぼうサラダを英語で説明できなかった。フランス語はまったく知らないから、仕方なく日本語で言ってみる。
「ごぼうって、野菜なの。根っこなんだけど。知らない?」
「ネコデスカ?ネコサラダ?」
「…。」
ニホンゴ、ムズカシイデス。


★2001年1月29日(月)  晴れ

レストランで食事をするつもりでいたら、友達のひとりがNFLのスーパーボウルを見たいという。
家においでよという彼の言葉に甘えて、買い出しをしてタクシーに乗り込む。
呼び鈴を鳴らすと、頬を紅潮させた彼が出迎えてくれた。
応援しているチームが失敗すると、英語で罵声を発する彼。誰よりも正しい日本語を話す彼が、アメリカ人だったということを久しぶりに思い出した。
叫び声の10回に1回くらいは、日本語が混ざる。
「クソガキッ!」
なるほど。"Shit!"と「クソッ!」は同じなんだ。
ますます興奮する彼をながめながら、くだらないことに感心する。
スラングをそのまま日本語に訳したら、すごいだろうな。
「お前の母さんでーべーそ!」なんて程度じゃすまないもんね。


★2001年1月28日(日)  すっきり晴れ、細い月

今日こそナマケモノ。お部屋でぬくぬく。
夕方、食料品の買い出しに外に出る。
エントランスの脇で、溶けかけた小さな雪だるまを見つけた。


★2001年1月27日(土)  雪のち雨

朝、外は真っ白。雪は降り続けている。
こんな日は、お部屋でぬくぬく。というのが、私らしい選択。
表参道で会う約束をしている友達に、電話してみる。
ところが、彼女の意志はまったく変わらない様子。
そうか。雪が積もったくらいで、出かけるのやーめたなんてしないんだ。
ナマケモノは感心しながら、マフラーを巻き、手袋をつけて、白い街に飛び出した。


★2001年1月26日(金)  雨のち曇り

ストロベリー・オンザ・ショートケーキのお目当ては、窪塚洋介。
滝沢秀明が霞むくらい、格好良い。
どの役でも同じの、大味な深田恭子に耐えながら、見る価値あり。
なんて、野島伸司の思うツボかな?


★2001年1月25日(木)  曇りのち雨

冬だけで充分なのに、雨なんて。
ただのいじわるだとしか思えない。
まぁ、今日はそんなに寒くなかったから、許してあげよう。


★2001年1月24日(水)  晴れ

顔を洗って鏡を見た瞬間、目を疑った。
髪の毛が、大きく波打っている。まるで蛇みたいに。これは、メデューサ!
一夜にして、私の身に何が起こったというのか。
なんて、おおげさなことじゃなくって。
髪を乾かさないまま、寝ちゃったんだった。困った人だこと。


★2001年1月23日(火)  晴れ

ネパール料理店で食前酒にいただいたのは、チャンというお米のワイン。
白濁していて、ピリッと酸味があって、日本酒の原酒を思わせる。
「んー、薄めのカルピスだ、これ。」
私の想像を妨げるようなその言葉。
そりゃないぜ。


★2001年1月22日(月)  晴れ

「体重が減ったんだよ。」そう、はっきりと言ったのに。
「体臭が減った?」だって。私と1歳しか違わないのに、君のおやじ化が進むのはどうして?
気を取り直して、反対側の席の年下の彼とおしゃべりをする。
「爪、きれいに塗ってますね。良いことでもあったんですか?」
へぇ、そういうところ見ていてくれるんだね。ちょっとうれしい。
爪をきれいにしているのは、良いことがあったからじゃないんだ。
良いことがあるように。ささやかなおまじない。


★2001年1月21日(日)  曇りのち晴れ、屋根の雪は溶けない

目が覚めたら、お昼だった。
カーテンを開けると、いつもの景色が雪ですっかり被われていた。
けっこう降ったんだなと思って窓の側を離れようとしたとき、そのことに気が付いた。
窓が10cmほど開いていたのだ。換気のために窓を開けたのは、昨日の夜のこと。
積もった雪が溶けないような寒い夜に、窓を開けたまま眠っていた私。
風邪をひく気配すら、ない。
軽い自己嫌悪を感じながらも、健康さが誇らしい。複雑な目覚めなのであった。


★2001年1月20日(土)  晴れのち大雪

そろそろ出かけようと玄関を開けると、雪が降りしきっていた。
昼間はその気配さえなかったのに。
パーティの準備に遅れて到着すると、すでに台所にはエプロンをした助っ人がいた。
だんなさまの友達に手伝いを頼むなんて、さすが彼女。
私が交代を申し出ると、彼は名残惜しそうにリビングへ。
次々と仲間が集まっておしゃべりが始まった。
笑顔でフランス語を話す彼は、エプロンを付けたままだった…。


★2001年1月19日(金)  晴れ

帰りに寄り道をして、ワインの安売り店を覗いてみる。
ずらりと並ぶワインを見回しながら、考える。いつか、銘柄についての知識にもとづいて、ワインを選ぶ日が来るだろうか、と。
高校で歴史が苦手だった私には、ちょっとした努力が必要になるんだろうな。
その努力は、有閑マダムになったときのために、とっておこう。


★2001年1月18日(木)  晴れ

不二子ちゃん計画、続報。
「これ以上ナイスバディになったら、こっちは仕事になんないよー(^^)。」
というメールが届く。
ふふふ。半年後には、メロメロよん(笑)。
本当にそうなったら、ほめてくれるかな?


★2001年1月17日(水)  晴れ

ことあるごとに不二子ちゃんになると吹聴していると、それはどういうことかと聞かれた。
不二子ちゃんは、もちろん峰不二子のこと。「ルパ〜ン!」と甘い声でその気にさせておいて、最後には宝物をごっそり持ち逃げする、彼女。
なんて、性格まで不二子ちゃんになれたらすごいけど。
目指しているのは、外見だけね。果たして、ペコちゃんが不二子ちゃんになれるのか?
乞うご期待。


★2001年1月16日(火)  晴れ、やけに寒い

その焼肉屋のエレベーターには、こんな貼り紙があった。
「片面5秒ずつ。それ以上は焼かないでください。(当店の肉のみ)」
看板に米沢牛と松坂牛と大きく書いてあるだけあって、肉にはかなり自信があるらしい。
「生のままでも召し上がれます。」という言葉とともに登場したのは、上レバー。
まさかと思いながら、そのまま食べてみる。
トロッ。溶けた。こ、これは、おいしすぎる!
上カルビも、上ロースも、生で食べられるおいしさ。5秒以上焼くのはもったいない。
調子に乗って食べていたら、ひとり8,000円なり。
お味も値段もゴージャスな夜であった。


★2001年1月15日(月)  晴れ

6時半に起きた。そして、おべんとうを作った。
不二子ちゃんになるために、食事のコントロールをすることに決めた。
食材のバランスをとるためには、外食じゃだめだから。
なんて、偉そうなことを言っているけど、おととい買った雑誌の受け売り。
信じるものは救われる。きっとね。


★2001年1月14日(日)  晴れ

新品のエアポンプで、MTBのタイヤに空気を入れる。
ところが、片方のタイヤに空気が入らない。以前、乗っている途中でパンクしたときに、頑固な自転車屋のおじいさんにチューブを交換してもらったほうのタイヤ。フレンチバルブを馬鹿にしたおじいさんは、フレームの穴をガリガリ広げて、普通のバルブのチューブを入れてしまった。
いろいろ調べて、やっとわかった。バルブは、2種類ではなく、3種類あること。
私のエアポンプは、普通の自転車で使われるバルブ(=英式)に対応していないこと。
あれれ。やっぱり、フレンチバルブに戻したほうがいいよね。
今度は、自分でチューブ交換に挑戦してみよう。


★2001年1月13日(土)  晴れ

自由が丘は近いのに、しばらく来てなかったな。
遅めのランチにキッシュを食べながら、考えた。そうだ、自転車で来ればいいんだ。
だけど、エアポンプが壊れて、MTBのタイヤの空気は抜けたまま。まずは、自転車屋を探そう。
少し歩いてから、雑貨屋のようにショウウインドウを飾ったお店を発見。
格好だけで品揃えは悪そうだけど、エアポンプくらい置いてるよね。
あまり期待をせずに、ドアを開ける。うわっ。
そこには、本格的なロードレーサーとMTBがずらりと並んでいた。
お客も妙にがっちりしていて、ただ者ではない雰囲気。
やや緊張しながらも、ちゃっかり店内を見て回る。MTBはこんな値段でもサスペンションが付くようになったんだ。Bianciのクロスバイク、いいなぁ。あ、BD-1もある。ふんふん。
どうやら、自転車を好きだってこと、忘れてたみたい。もっと乗ろうっと。


★2001年1月12日(金)  晴れ

改札を出ると、線路の向こうには、にせエンパイアステイトビルディング。
去年は20世紀のカウントダウン日数を表示していた、ファーストフード店の大きな時計。
新宿は、何回来ても慣れない街。


★2001年1月11日(木)  晴れ、くっきり月

ふうっと外に出ると、空にぽっかり月が浮かんでいる。
それだけで、気持ちの波がやわらぐ。
ここからは、私だけの時間。


★2001年1月10日(水)  曇りのちまるい月

隣の人に話しかけると、必ずだじゃれが返ってくる。
年が明けて、パワーアップしているような。同年代の男性のおやじ化を憂う今日このごろ。
勘弁してよと苦笑いしていると、こんな声が聞こえてきた。
同じことを言っても、こどもの頃はおもしろいって思われてたんじゃないかって。
そうかもね。おもしろいとおやじギャグの境目ってなんだろう?
考えてみたけれど、彼はやっぱりおやじなんだなぁ。


★2001年1月9日(火)  晴れ、夜は雨

たくさんの人に送信するメールの、あるアドレスを間違えてしまった。ごめんなさいと再送したら、また間違えていた。結局、同じメールを3度も送るはめになる。
これが噂の休みボケか(と、休みのせいにしてみる)。
「今年もよろしくお願いします。」という気持ちを伝えた以外は、役に立つことをした覚えがない。
こんなスタートはどうだろう。


★2001年1月8日(月)  積もった雪お昼に溶ける、曇り

吹越満の鉄腕アトムが気になってしょうがない。
あの、まるまるしたアトムが、吹越満みたいに怪しい奴になるはずがない。
その上、ロボットが成長するはずないし。あうー。
言い忘れたけど、好きなんだよ、吹越満のこと。


★2001年1月7日(日)  曇り、日が暮れて東京は初雪

平泳ぎ、ぷくぷく。
何をやっても、「今年初」という新鮮な気分になるなんて、おもしろいね。
1週間前にやっていたことと同じなのに。暦のマジック。
七草粥、ぷくぷく。
今年も健康で、幸せに過ごせるように。


★2001年1月6日(土)  晴れ

街灯の下で、Puntoを磨く。1週間分の汚れを落とさねば。
きれいになっているんだか、なってないないんだか、暗くてよくわからなかったりする。
そして、初乗り。ほっとしたころに、ウインカーの代わりにワイパーを動かしてしまう。
やると思ったんだ、絶対。たった3回しか乗らなかったのに、国産車後遺症。
そして、やっぱり自分の車が心地よい。


★2001年1月5日(金)  晴れ、きれいな夕焼け

「ギャーッ、ウギーッ!」
空を飛んでいる間、前の席の赤ちゃんは泣き続けていた。
意思表示の手段に言葉がないって、本人にとってもまわりの人にとっても大変なこと。
赤ちゃんが訴えている不快感は、分別がつくようになったら我慢する類いのものなのか、身の危険を感じてのものなのか。考えてみたけれど、わからない。
泣きすぎてでべそになったという過去を持つ私は、そのころの親の苦労を垣間見た気がした。ごめんね(今さらなんだけど)。


★2001年1月4日(木)  ほぼ曇り

年末に買った、3部作の小説を読み続ける。自分の名前が何度も出てきて、どこにいるのかと探されたりすると、他人事とは思えず妙な感覚だ。
挙句の果てに、シナモンまで登場してしまい、軽い混乱をおこす。
帰りの飛行機でも読めるようにと、長編を買ったつもりだったのに、うっかり読み終えてしまった。
村上春樹にどっぷりつかって、豊川悦史(のドラマ)で息継ぎ。たぶん、他には何もしなかった。
この世界が現実なのかどうか、うまく判断ができない(という気分をひきずる)。


★2001年1月3日(水)  明るい曇り、ちらちら雪

いつ行くかというと、今日に決まっている。
そんな、理由のない確信がわいてきたので、ひとりでふわふわと初詣にでかける。
宮島へ行くには、ちょっとだけ船に乗る。
海を渡る間に、これまでのことやこれからのことをぼんやり考える。
厳島神社のとなりにある弁財天でひいたおみくじに、こんなことが書いてあった。
「恋愛 顔によらず心を選べ」
はて、今まで顔に惑わされたことがあっただろうか。しばし考える。たぶん、ない。
だけど、面食いだと公言するのは控えておこう。


★2001年1月2日(火)  やや曇り

生後数か月の私の顔を踏んでしまったと、従兄は会うたびに自首をする。
その6年後にあなたのベッドのスプリングを折ってしまったと、私も自首するべきだろうか?
新年のごあいさつに行ったつもりが、パソコンの家庭教師にされてしまった。
デジタルビデオカメラをつないでひとしきり遊んだ結果、私の顔写真入りのカレンダーが完成した。扱いに困ったので、親に渡しておいた。
時給がわりのお年玉、もらうの忘れた。しまった。


★2001年1月1日(月)  だんだん晴れ

鍵を持っていない。
夜明け前に帰り着いてしまったせいで、玄関の前で立ちすくむ。
親を起こさないと、家に入れないなんて。
寒いし、眠いし。うー、仕方ない。
ピンポーン!ピンポーン!
いったい何歳だ、私(笑)。
PIPERで始まった、2001年。楽しいことがたくさんありますように。

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