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【2005/4/4】 新規 霧島川
【2005/3/10】 新規 銀滴復刻版原酒
【2005/1/8】 新規 蔵純粋
【2004/12/10】 新規 玉露 本甕仕込
【2004/11/20】 新規 喚火萬膳(黒麹)
神座
甕雫
川越
喚火萬膳(黒麹)
*喚火萬膳(黄麹)
がんこ焼酎屋
がんこ焼酎屋焼酎ヌーボー
*かんろ特選
玉露 本甕仕込
玉露 黒
*霧島
霧島川
喜六
喜六無濾過
銀滴復刻版原酒
*金峰櫻井
*久耀
蔵純粋
蔵の師魂いもいも
栗東
*栗東わすいせず
黒伊佐錦
*黒石岳
黒甕
黒さつま
黒霧島
原酒ムロカ
小鹿本にごり
小鹿本にごりくろ
小鹿新焼酎黒麹仕込み
*古酒櫻井
小牧(古酒入り)
「神座」
(尾込酒造)
28度・米麹・黒麹・さつま芋(黄金千貫)

「さつま寿」の尾込酒造の焼酎。
この「神座」と「池の鶴」は、25度という一般的な濃度にこだわらず28度で出荷しているのだが、
どちらも非常に美味しい。
ちなみに「池の鶴」との違いは酵母らしい。
酵母だけの違いの焼酎というのは他にもあるのかもしれないが、
俺の知るところでハッキリわかっているのはこの二銘柄だ。
飲み比べるのも楽しい。意外と違いが感じられて楽しい。
さて、肝心のこの「神座」の味だが、
非常に美味しい。
これを黒麹らしいコクというのだろうか?
飲み口はやさしいのに、とても深いコクがある。
28度という微妙に高い度数も関係しているのかもしれないが、
味が全体的に濃い感じがする。
それでいてやさしい飲み口なので、
飲み甲斐があるのにグイグイ飲めてしまうタイプの焼酎だ。
生はもちろん、どんな飲み方でも当然のように美味しい。
この夏に開封して飲んだというのもあるだろうが、
そのまま冷やすか、ロックで飲むのもたまらなく美味しく感じた。(2004/8/9)
「甕雫」(かめのしずく)
(京屋酒造)
20度・米麹(無農薬合鴨米A級)・白麹・さつま芋

甕に入って売っている。
自然な材料にこだわった焼酎で、よくわからんが、
「自家栽培有機肥料の“寿甘藷”を使用し、その麹には「アイガモ」を使って自家栽培した米を使用」
しているらしい。
とりあえず、恐ろしく飲みやすい。
度数が低めなのもあるが、そのせいだけではない。
俺が飲んだ芋、いや今まで飲んだ酒の中でも、一番やさしい味かもしれない。
口当たりもフワリとやさしく、のど越しも滑らか。
減圧蒸留なのだろうか?
しかし、ただ飲みやすいだけはでなく、じわじわと押し寄せる芋のやさしい甘みと旨みがある。
ホントにいくらでも飲めそうだ。
付属品の竹のひしゃくがあるのだが、それで直接汲んでそのままゴクゴク飲みたくなる。
油断すると甕を空けてしまうかもしれない。
甕でしか買えないため、値段が高いのがタマにキズだ。
常温で生で飲むのがダントツでウマイ。
「やわらかさの中の優しい旨み」を最も感じられると思う。
冷やすとちょっと甘みが減り、暖めるとちょっと個性がない味になる。
燗をつけるなら、水で割らないでそのまま暖めたい。超ぬる燗がいい。(2003/9/13)
「川越」
(川越酒造)
25度・米麹・黒麹・さつま芋(黄金千貫)、米

JALかなんかの国際線で採用されて以来、一気にレア焼酎となった川越。
レアになるまでは、宮崎の芋焼酎であることや普通に売っていることや、
米焼酎が少量ブレンドされているという異色さから、
「家族で造るこだわり焼酎」などという噂は聞きつつも、試すのを後延ばしにしてきた。
そうしているうちに、手に入らなくなったのだが、
たまたま最近、運良く手に入れる機会があり、飲んでみた。
まだ生で飲んだのみだが、
ビックリするくらいウマイ。
素晴しい香りと甘み。そして後味のよさ。後をひくウマさだった。
ブレンドした米焼酎のお陰か、そこそこ優しい味で飲みやすい。
その割にはなかなか強さを感じ、遠慮の無い美味しさといった印象。
ついつい飲み過ぎてしまった。
誰が飲んでも素晴しさを感じ取れるのではないだろうか。
そういう意味で、JALが採用したのも納得だ。
実力の割には安い値段ということもあり、できれば常に手元に置いておきたい逸品。
まず生で飲むと、甘みの素晴しさが感じられる。
生でいける俺には、水割りやロックだとどうしても物足りなく感じてしまうが、それでも十分美味しい。
この芋のポテンシャルの高さがうかがえる。
お湯割りや燗を付けて飲むのも素晴しく、いい香りとやわらかな甘みに酔いしれてしまう。
とにかく、一度飲んでみて欲しい。
本当に、誰が飲んでも美味しいと感じるはず。
25度とは思えない濃さ。俺はかなり好きだ。(2003/9/13)
「喚火萬膳(黒麹)」
(万膳酒造)
44度・米麹(減農薬ひとめぼれ)・黒麹・さつま芋(黄金千貫)・初垂れ
手づくり麹・一次二次甕壺仕込み・木桶蒸留

「萬膳」のハナタレ
当然期待をしており、いいことがあった日に記念に飲もうと決めていた。
やはり期待を裏切らない味であった。
高い度数を感じさせない口当たりと、強い香り。ひたすら濃い旨み。
ただ、ノーマルな原酒である「流鶯」と比べてもハナタレらしい特徴が少ないようにも感じた。
値段を考えると、流鶯の方に軍配が上がる感じだ。
もちろんたまらなく美味しいので、油断すると一晩で飲み切ってしまいそう。
やはり、いいことがあった日にちょっとずついただくのがいいと思う。
リッチで幸せな気分になれること請け合いだ。
なお、ケースと瓶も非常に素敵な造りで、そのままインテリアに使えそうなほど。(2004/11/20)
「喚火萬膳(黄麹)」
(万膳酒造)
42度・米麹(減農薬ひとめぼれ)・黄麹・さつま芋(黄金千貫)・初垂れ
手づくり麹・一次二次甕壺仕込み・木桶蒸留

「萬膳庵」のハナタレ
「がんこ焼酎屋」
(大石酒造)
25度・米麹(ヒノヒカリ)・白麹・さつま芋(ジョイホワイト)

主原料をすべて阿久根産にこだわり、昔ながらの造りで造ったらしい。
でも、原料の芋は新種のジョイホワイトなのが不思議に感じた。
飲んでみて、やっぱりジョイホワイトらしいすっきりした味であった。
同じくジョイホワイトの「山ねこ」に比べたら、ややコクがあり飲み甲斐がある味だと思った。
古式の造りに新種の芋。
こんなものも、ある意味おもしろい試みなのかもしれない。(2003/11/29)
「がんこ焼酎屋焼酎ヌーボー」
(大石酒造)
42度・米麹(ヒノヒカリ)・白麹・さつま芋(ジョイホワイト)・無濾過・原酒・新焼酎

初めて飲んだのは、居酒屋で「できるだけ芋臭いのを・・」と注文した時だった。
(お店では、普通にオマカセすると、飲みやすいだけのものを出される事が多い。)
店員が自信満々の笑みを浮かべて持ってきたのが、柔らかい印象のある「がんこ焼酎屋」だったので
「アレ?」と思ったのだが、瓶の首に、「焼酎ヌーボー」というシールが貼ってあった。
新焼酎が荒いのは知っていたが、やわらかな印象の「がんこ焼酎屋」とどれほどの違いが?
という感じで、まず匂いを嗅いでみた。
驚いた。匂いというより「臭い」だ。
俺でもそう感じるのだ。芋焼酎に慣れていない人だったら、確実に臭いと思うだろう。
おそるおそる飲んでみる。
すごいパンチ。
「青酎」を飲んだ時以来の衝撃だった。
飲んだ後ちょっとすると、「がんこ焼酎屋」のやわらかな甘みと同じ雰囲気が感じられるようにも思うが、
42度なのでそれも濃い。
とにかくパンチがスゴイ。
後で調べてわかったのだが、ガス抜きをしていないようだ。
普通は、新焼酎でもガス抜きして出荷するものだと思うのだが、これはガスごと瓶詰めしてある。
焼酎蔵で蒸留しているときの匂いは、こんな感じらしい。
ガス抜きをしないと、こんな匂いがするとは・・・。
ハッキリ言ってマニア向けとも言えるクセの強い焼酎だが、
俺としては、こんなのもたまにはアリだと思う。というか毎年の楽しみになりそうだ。
また、瓶を買って、時間の経過とともにどんな感じで熟成していくのか
変化を感じながら飲むのも楽しそうだ。
生で飲むのが一番楽しい。(2003/12/8)
「かんろ特選」
(京屋酒造)
25度・米麹(無農薬合鴨米A級)・さつま芋(自家有機栽培紅寿)

「玉露 本甕仕込」
(中村酒造場)
25度・米麹(ヒノヒカリ)・白麹・さつま芋(有機栽培黄金千貫)
手づくり麹・一次甕仕込み

「なかむら」で有名な中村酒造場だが、レギュラー酒はたぶん「玉露」だと思う。
これはそれの甕仕込みバージョンのようだ。
最近は甕仕込みがブームになってるが、それに対応した企画商品なのだろうか?
レギュラーの「玉露」は昔飲んでかなり好みだった記憶がある。甕仕込みはどうなのだろうか?
飲んでみると、たくさんの銘柄を飲んでみた現在でもやはり好きな味であった。
「なかむら」に比べてシャープさが少なく、やわらかではあるのだが全体的に強い味。飲み甲斐がある。
黒麹の玉露もあるのだが、俺はこっちの白麹が好きだ。
ところで「なかむら」と「玉露」の関係は、高良酒造の「田倉」と「八幡」の関係に似ていると思う。
作る上でのコンセプトも味の違いも。
素材にこだわったすっきりコクありの上級酒と、全体に無骨で強い味のレギュラー。
どちらも美味しいというのも似ている。
とりあえず玉露も最近あまり売ってるのを見かけなくなってきた。
近所で売っていたころが懐かしい。
それでも「八幡」よりはまだ手に入りやすいので、見つけたら買いだと思う。
生、お湯割り、燗で飲むと特に美味しい。ホッとする味。(2004/12/10)
「玉露 黒」
(中村酒造場)
25度・米麹・黒麹・さつま芋(黄金千貫)
手づくり麹・一次甕仕込み

近くの酒屋に置いてあったので買ってみた。
意外にしっかりした味で美味しい。
無難な味ではあるが、どういう飲み方でも楽しめる。
飲んだのがかなり前で、今飲んだらどう思うかわからないが、
生でも飲みやすかった印象がある。
今度改めて飲んでみたい。(2003/9/13)
「霧島」
(霧島酒造)
25度・米麹・白麹・さつま芋(黄金千貫)

「霧島川」
(さつま霧島酒造)
25度・米麹・白麹・さつま芋(黄金千貫)

「明るい農村」と同じさつま霧島酒造の芋焼酎。
この霧島川は白麹仕込みである。
レトロな明るい農村のラベルと違ってこちらはキレイ目のラベル。
まず香りだが、ラベルのイメージどおりの清涼感のある香り。
さて肝心の味であるが、うまい。
クセがないシャープな味わい。
スッキリしていてキレの良い甘み。コクもある。
全体的なバランスも良く、文句を言う点の少ない優等生な焼酎だと感じた。
どう飲んでも美味しくいただけるが、薄めて美味しいタイプではない。
水割りよりはロック。できれば生で楽しみたい。(2005/4/4)
「喜六」
(黒木本店)
25度・米麹・黒麹・さつま芋(黄金千貫)
3年熟成

かなり前に飲んだときにけっこう好みで、
一升瓶を買っておいたのを空けて久しぶりに飲んだのだが、
やはりうまい。
3年の熟成のためか、口当たりの刺激はやや柔らかで、
口に含んでちょっとすると、華やかとも思える香りと旨みが膨らむ。適度なインパクトもある。
飲み終えた後に残る風味が強いのだが、それはしつこすぎず、嫌味の無い良い部分が残ってくれる。
どう飲んでもかなり美味しくいただけるが、
生でそのままを味わったあと、燗またはお湯割りを試してほしい。
暖めて飲むのが特にオススメだ。薄めているにもかかわらず、魅力が十分保たれる。
どんな焼酎でも香りが立って飲めるように思われるお湯割りor燗。
しかし矛盾しているようだが、丁寧な造りであることを一番感じられるのも、
これらの割って暖める飲み方だと思う。
「たちばな原酒」と同じ黒木本店の芋だが、この蔵の芋に関しては、それぞれ違った個性があり、
丁寧に造ってあることは共通だと思う。好感が持てる。(2004/1/1)
「喜六無濾過」
(黒木本店)
25度・米麹・黒麹・さつま芋(黄金千貫)・無濾過・新酒

またもやジャケットが素敵な黒木のお酒。
しかも、俺の好きな「喜六」の無濾過。
無濾過モノで今までハズレはほとんど無かったので、期待するなというのが無理だ。
さて、開封してグラスに注いでみる。
これまでの無濾過モノのなかで一番にごっているのではなかろうか?
全体的にかなり白みがかっている。
香りも、確かに「喜六」っぽい部分があるが、そこには無かった香りがある。
芋焼酎以外の何かで感じたことがある香りのような気がするのだが思い出せない。
とりあえず、これまで飲んだ芋焼酎には無かった香りだと思った。
良く考えてみれば、「喜六」は3年熟成モノだった。
だからこれは単に喜六の無濾過ではなく、熟成していない喜六の無濾過無調整モノなのだ。
緊張の一口目。
(濁ってる酒の一口目は、なんだか必要以上にドキドキするのは俺だけだろうか?)
思いのほか甘みが少ない?
コクの点でもちょっと物足りなく、変わった不思議な香りだけが強い。
ちょっと変な苦味も感じる。後味も・・・うーむ。
他とは全く違う独自性があるので面白いが、現時点では俺の好みとは言えない。
もしかしたらこれから味が変わっていくのかもしれない。
ただ、これだけにごっている上、
パッケージにも「開封後はお早めに」みたいなことが書かれている。
開封直後がオススメということだろう。
果たしてこれから美味しくなるのだろうか?
荒っぽくて、かつ全体的に味が強いタイプのものは開封後美味しくなる
という経験則があるのだが、この「喜六無濾過」はそれほど味が強いようには感じない。
これからどうなるか全く予想がつかないが、
とりあえず定期的に味見をして味の変化を確かめたい。
いずれにせよ、他にないタイプの意欲作なのは間違いない。(2004/3/16)
「銀滴復刻版原酒」
(王手門酒造)
40度・米麹・白麹・さつま芋(黄金千貫)・無濾過・原酒

銀滴復刻版は、無濾過の焼酎であるが、これはその原酒らしい。
銀滴復刻版25度に関しては、去年お店で飲んでかなり好みだったということもあり、
今年の入荷の時に連絡してもらえるようにお店に言っておいた。
無事に今年の入荷の連絡をもらえたんだが、
今回は原酒もあるといわれて原酒好きな俺は迷わずそっちをチョイス。
注文後、値段に気付いてビックリ。
原酒の響きに酔って値段を見てなかった・・・。
かなり高い。注文取り消そうかと思った。
でもまぁハナタレ系の焼酎から考えるとまぁぎりぎりでアリかと思い、
なにより飲んでみたいという誘惑に負けて購入決定。
届いた商品を見ると、桐の箱に入っている。
いろいろこだわりが書いた紙も入っており、それだけでも力の入った商品だということが伺われる。
恐る恐る箱を開けて中を見てみると、デザインは「流鴬」そっくり。
そのまんまデカくて(1.8L)パクリとも思えるような瓶。
しかし中身は真逆だった。
開封してみると・・・、匂いからすげーぞこりゃ。
「がんこ焼酎屋ヌーボー」に近いほどのガス臭。ガス抜きしてないんだろうか。
原酒とは聞いていたが、ここまで若い焼酎とは思わなかった。
しかし、飲んでみてさらにビックリ。
去年飲んだときは無濾過で比較的まろやかな印象だった「銀滴復刻版」だが、原酒で若いこの酒、
かなり面白い味に仕上がっている。
例の香りと原酒ならではのパンチがあるのだが、
やたら旨みが濃く、加えて柔らかさと優しい酸味がある。
特に酸味が特徴的。嫌な酸味ではない。
蒸留の若さと、無濾過焼酎の持つまろやかさがいい感じで同居しているのか。
全く他には無かった味。
特にこの酸味がくせもので、
40度なのにもかかわらず後味スッキリでどんどん飲めてしまう。
初日に1/3飲んでべろべろになってしまった。
生で美味しい。お湯割、燗はキツイ香りの面で好みが分かれると思うが俺には美味しい。
ロックでもいける。水割りにはもったいないか。他に無い味で、奮発したが買ったことに後悔はない。
量も多いし、味の変化を観察しつつ長く楽しみたい。(2005/3/10)
「金峰櫻井」
(櫻井酒造)
25度・米麹・黒麹白麹・さつま芋(黄金千貫)

「久耀」
(種子島酒造)
25度・米麹・さつま芋(シロセンガン)

「蔵純粋」
(大石酒造)
40度程度・米麹・さつま芋(黄金千貫、シロユタカ)・無濾過・原酒

蒸留したての焼酎の度数を測り、割り水ナシ濾過ナシ無調整で瓶詰めしているらしい。
そのため毎回出荷の度数が微妙に違っており、度数は手書きで記してある。
これは特徴的な味わいが期待できそうだ。
開けるなり良い香りが漂う。
キツイ香りではないが、確かな主張がある香り。
飲んでみると、まず原酒らしいガツンとくる口当たり。
鼻に芋焼酎好きにはたまらないであろう香りが抜けていく。
そして、グワッと押し寄せて広がる旨み。
さすがにこの度数になると旨みが濃くて感激してしまう。
これでもかと言わんばかりの主張があるが、不思議とトゲトゲしい刺激ではない。
ベトベトしたしつこい甘みも無い。
香り、旨み、コクが押し寄せた後は、意外とキレ良く引いていく。
これが黒麹のキレというやつだろうか?
とにかく、本当に芋焼酎が好きな人にはたまらない美味しさであろう。
王道ではないが、毎年の楽しみになりそうだ。
お湯割りも悪くないが、せっかくの無濾過無調整である。
平気ならば生がいいと思う。直燗という裏技も面白い。
ロックも悪くないが、全体的に味わいがおとなしくなる。(2005/1/8)
「蔵の師魂いもいも」
(小正醸造)
25度・芋麹・黒麹・さつま芋・無濾過
甕壺仕込み・木樽蒸留

「芋麹モノ」である。
もう少し柔らかいかと思ったが、生では思いのほかキレがあり、刺激もあった。
その後で、だんだん芋の味が膨らんでくる。
俺が飲んだ芋麹モノの中で、一番「芋臭い」と思う。
ちょっと青臭い感じすらする。
芋臭さを追求したら、こんな味になるのかなぁっていう印象。
ロックがオススメと紹介されていたが、生やロックは俺には渋さがキツ過ぎる。
正直言って、俺の好みではないようだ。
ボディがあるので、割り水して暖めて美味しくなるタイプかなぁと思った。
実際に燗をつけて飲むと、香りも立ち、刺激もやわらいだ。
味の膨らみも思った以上で、なかなか飲める。
割って寝かせ、暖めて飲んで本領発揮する酒だと感じた。
ちょっと熱めの燗が一番いいと思う。
甘みは少なめだが、香りとキレがある。
とにかく特徴的な芋。1年に1回の発売らしい。(2003/9/13)
「栗東」
(白石酒造)
25度・米麹・黒麹・さつま芋(くりあづま)
一次二次甕壺仕込み・10ヶ月熟成

鹿児島の芋栽培研究家が栽培した貴重な芋「栗東」を使い、手作りで作った貴重な焼酎らしい。
珍しい上に高級な芋らしく、この焼酎の出荷量も少ないようだ。
販売店が数箇所しかないようで、その辺の酒店でお目にかかることはまずない。
多少高額な芋だがその希少性に、つい買ってしまった。
飲んでみての感想だが、
非常に美味しい。
芋が特別なので、紫芋の焼酎などの時のように、
普通の芋とは違った方向を期待していたのだが、そうでもなかった。
しかし、別の意味で衝撃的だった。
高級な芋焼酎によくあるキャラだが、まず口当たりに刺激が少なくキツさは無い。
非常に上品で洗練された感じだ。
しかし、その後で広がる香り、旨み、コク・・・。素晴しい。
特に、その甘みの濃さには驚かされる。
それなのにものすごくキレが良い。
スッキリした甘みが強烈に押し寄せた後、スッと消える。
初めての経験かもしれない。
普通の芋が上白糖だとすると、高級和菓子で使う和三盆糖に近いイメージ。
香りも上品なのに強く、鼻を抜けて心地よい快感を与える。
上品な芋には物足りなさを感じてしまうこともある俺だが、コレはイケル。
洗練されていてキレがあるのに、香りや旨み成分も濃い。
柔らかに始まり、一気に盛り上がり、引き際よくフッと消える。
これが、他にはない栗東の特徴だと個人的には思う。
飲み方は、まず生でいってほしい。
上品で洗練されたキレと下品なほど濃い旨みの同居
これは、この飲み方で一番感じられると思う。
もちろん、割り水に負けない強さもある。
また、お湯割りや燗で飲むと、上品な香りが力強くなる。これも美味しい。
かなり俺好みの芋焼酎。(2003/10/14)
「栗東わすいせず」
(白石酒造)
35度・米麹・黒麹・さつま芋(くりあづま)
一次二次甕壺仕込み・1068日甕壺熟成・原酒

「黒甕」
(神酒造)
25度・米麹・黒麹・さつま芋(黄金千貫)
甕仕込み

無難な黒麹らしい焼酎。
特に文句を言う点もないのだが、
特徴の無い味。
いわゆる黒麹の芋焼酎にありがちな味だと感じた。
もちろん、無難に飲める味だ。
個性がないぶん、安心して飲めると思う。(2004/10/30)
「黒伊佐錦」
(大口酒造)
25度・米麹・黒麹・さつま芋

鹿児島で消費量ナンバーワンの芋らしい。
とりあえず飲んでみた。
うーむ甘い。ちょっと違和感があるくらい甘い。
でも、正直言ってキレが全く感じられない。
俺にはちょっとベトーっとした甘みに感じられるのだ。
甘みは濃いのだが、どうも他の成分が弱い気がして仕方が無い。
コレを毎日飲みたいとは思わないなぁ。
とはいえ、毎日飲んでいる人も多いみたいだし、
現地で実際売れているということは実力のある焼酎なんだと思う。
甘くて飲みやすいし芋の香りも強くはないので、
甘みが好きでキレのあるタイプが苦手な人には最適なのかもしれない。
どの飲み方でも甘さが特徴的だと感じた。(2003/9/26)
「黒石岳」
(国分酒造)
25度・米麹・さつま芋(黄金千貫)

「黒さつま」
(佐藤酒造)
25度・米麹・黒麹・さつま芋

すっかりプレミア化してしまった「佐藤」と同じ蔵の、レギュラー酒。(たぶん。)
佐藤の黒と似てるかといえば、造り方のどこが違うのかはわからんが、あまり似ていない。
こちらの方がややドライな気がする。
しかし、意外に甘みもあり、ほどよい飲み応え。
後味もよくキレもいいと思う。
どう飲んでも、ほどよい美味しさ。
飲み飽きしなそうなので、毎晩のお湯割りにちょうどいいかもしれない。
ただ、割り過ぎるとちょっと物足りない味になるので、
水で割るなら濃い目の方が良いと思う。(2003/9/13)
「黒霧島」
(霧島酒造)
25度・米麹・黒麹・さつま芋(黄金千貫)

ポピュラーな焼酎。
近所のセブンイレブンでも売っている。
首都圏では珍しく、ワンカップもあるのが嬉しい。
大量生産品で、あまり期待せずに飲んだのだが、意外にも美味しい。
飲みやすいワリにはそれなりにしっかりした味で、バランスも悪くない。
大量生産品としては、かなりいいデキなのではないかと思う。
しつこくないので、毎晩飲むのにもいいかもしれない。
どう飲んでも悪くないが、割っても特別な特徴はでてこないので、
生とかロックの方がいいのではないかと思う。(2003/10/8)
「原酒 手漉き和紙濾過」
(軸屋酒造)
36.5度・米麹・白麹・さつま芋(黄金千貫)・原酒

「紫尾の露」の原酒なのだが、
本当に紫尾の露をそのまんま濃くした感じ。
たいていの場合、原酒になると多少原酒ならではのキャラが感じられた気がするのだが、
この原酒ムロカ、本当にそのまんま濃いという感じなのだ。
原因は、紫尾の露がやや平坦な味であるからだと思われる。
(もちろん俺がそう感じるというだけの話だが。)
濃くなっても平坦さがキワ立ったのだろう。
ただ、このまったり平坦なのに濃いという不思議な味は、
ある意味、他には無い特徴と言えるかもしれない。
生でそれを感じた後は、お湯割りがいいと思う。
やはりお湯割りが美味しいこの焼酎。
濃くて暖かい状態にできるので、
原酒を買ってよかったなぁという気持ちになる。(2004/3/10)
「小鹿本にごり」
(小鹿酒造)
25度・米麹・白麹・さつま芋(黄金千貫)

たまに見かける焼酎で、
なんとなく買ってなんとなく飲んでビックリ。
なんとなく飲んだのにハッキリわかる美味しさ。
「小鹿本にごりくろ」に比べてやや甘みや香りにキレがあるように思え、
俺はこっちのが好きかもしれない。
柔らかい口当たりのあとで広がる、いい香りと甘み。
ベタッとした甘みではなく、なかなかコクのある甘みだ。
全体的に各成分のレベルが高いと思う。
強いて言えば、突出した魅力がないことか。
ひとつでも、もうすこしインパクトのある成分があるといいとは思うのだが、
それもまた特徴といえるかもしれない。
俺の好みの味でもあり、さらに大衆ウケしてもおかしくない種類の美味しさだと思うのだが、
いまのところブレイクの気配はまったくない。
普通に買えて美味しい焼酎がどんどんプレミア化していく中、
お気に入りの中の数少ない生き残りだ。(2004/10/24)
「小鹿本にごりくろ」
(小鹿酒造)
25度・米麹・黒麹・さつま芋(黄金千貫)

「小鹿本にごり」はたまに目にするが、黒麹の方はあまり見ないので買ってみた。
格別高いわけでもなく、特別に付加価値のある手法を使ったとも書いていないので、
特に期待せずに飲んでみたのだが、コレが思いのほか旨い。
「旨い」という言葉がピッタリだと思う。
特ににごってはいないのだが、旨み成分がとても濃いように思う。
口当たりが非常にやわらかく飲みやすいのだが、そのあとふわぁっと広がるいい香りと旨み。
特に特筆すべきは芳しい香りとやわらかい甘み。
渋み成分が全然無いのはちょっとだけ残念だが、
それ以外の成分が複雑な味を作り出しているので、それほど問題は無い。
生で飲んでも良いし、暖めて飲むのならお湯割りでもキツくならない。
燗だと非常にやわらかい魅力が楽しめる。
優しい味で、飲みやすくて美味しい芋焼酎。(2003/11/10)
「小鹿新焼酎黒麹仕込み」
(小鹿酒造)
25度・米麹・黒麹・さつま芋(黄金千貫)・新焼酎

「さつま五代新焼酎」で味をしめた俺は、新たに小鹿の新焼酎にも手を出してみた。
以前に飲んだ「小鹿黒麹」のキャラが多少ある。
新焼酎にしてはやや落ち着いている気がした。
トゲのない、やや柔らかいような雰囲気でありながら、
後味などには、なんだかんだで多少新焼酎らしい荒さも感じる。
俺としては、その同居が新鮮だった。
生やお湯割りだと、そんな感覚を実感できると思う。オススメの飲み方だ。
また、割り水しておいたあとで飲むと、ちょっと落ち着いた感じを楽しめるが、
せっかくの新酒、荒さがやわらぐこの飲み方はもったいないのではないかと思う。(2003/11/2)
「古酒櫻井」
(櫻井酒造)
25度・米麹・白麹・さつま芋
23年熟成

現在保管中
「小牧(古酒入り)」
(小牧醸造)
25度・米麹・黒麹・さつま芋
古酒ブレンド

水色の瓶と古酒の文字に惹かれて購入。
飲んでみた感想としては、やや味が薄いと思った。
ある程度古酒の落ち着きはあると思うのだが、
もうひとつコクというか飲み応えに欠ける気がしてしまった。
俺が古酒に求めるものは、「熟成したまろやかさ+旨み」である。
俺には、後者がもうひとつ足りないように思えた。
ただ、一緒に飲んだ友達は美味しいと言って飲んでいたので、
(ちなみに、そのとき比べて一緒に飲んでたのが「八幡」)
もしかしたら芋焼酎に慣れてない人には良いのかもしれない。(2004/10/24)
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