平成30年9月26日~12月11日は「コスモス秋の草花」展を開催しています。 
次に紹介するのは展示作品の一例です。

 コスモス

キク科コスモス属の一年草。原産地はメキシコの高地で、コロンブスのアメリカ大陸発見後、ヨーロッパに渡り広まった。日本に渡来したのは、幕末の文久年間にオランダ人により薩摩藩に伝えられたとされる。しかし、日本に普及するようになったのは、東京美術学校の教師ラグーザによって明治12年、イタリアから種子をもたらしたことによる。
 現在は、日本の秋を彩るポピュラーな花の一つである。強健な草で、一度花を咲かせると、毎年こぼれ種で芽を出し、群生、開花する。
 頭花の周りには8個の舌状花が並び、中央には黄色い管状花がたくさん集まっている。舌状花は実を結ばず、実を結ぶのは管状花だけである。舌状花も管状花も、花の下に膜状の苞をつけているが、このような形は原始的なものと考えられている。


チョコレートコスモス


メキシコ原産の宿根草でチョコレートの香がする。日本には大正末年(1926年)ごろ導入された。ビロード状の黒紅の花色が人気。






カシワ

 ブナ科コナラ属の落葉高木。全国の山地に自生。雌雄同株。5月、雄花序は葉腋から長く下垂し、黄褐色の小花を多数つける。雌花序は短く、葉腋から出て少数の花を付ける。
花後、秋に卵球形の堅果となる。
 カシワは飯を炊(かし)ぎを盛る葉のことである。5月の節句に食べる柏餅で馴染み深い。



リンドウとアシズリノジギク

リンドウ

 リンドウ科リンドウ属の多年草。
茎の先と葉腋に1~数個、青紫色の花を上向きにつける。
 花の開くのは日の当たる時だけで、夜間や曇天には閉じる。
 
アシズリノジギク(足摺野路菊)


 キク科キク属の多年草。本種は日本固有種で、野路菊(ノジギク)の変種で、四国の足摺岬から佐田岬にかけた海岸に分布する。
  草丈は20センチから40センチくらいで、葉や茎に白毛が密生するので、全体に白っぽく見える。葉は幅広い卵形で、3つに中裂する。唐草のような葉に特徴があり、本種は白い縁取りが明瞭である。葉は互い違いに生える(互生)。
シュウカイドウ

 シュウカイドウ科シュウカイドウ属の多年草
中国原産で日本には江戸時代の初めに渡来した。ブラジル原産のベゴニアもこの仲間。
 夏から初秋にかけて草丈 70cm 前後に生長し、扁心形で左右非対称の葉を互生させる。この葉は長さが 20cm 程度と大きい。葉にはシュウ酸が含まれる。 花期は 8 - 10月。花期になると茎の頂点から花序を伸ばし、2 - 3cm 程度の淡紅色の花を咲かせる。雌雄異花同株で、雄花は上方に正面に向いて開き、中央に黄色く球状に集まった雄蘂が目立ち、4枚の花弁のうち実は左右の小さな2枚が花弁で、上下の大きな花弁のように見える2枚は萼。雌花には下方に垂れ下がった状態で下方に向いて開き、中央の黄色い雌蕊は3つに分かれ先はらせん状になっている。雌花も雄花と同様の花を咲かせるが、三角錐状の子房を持ち小さな花弁が1枚だけのことが多い。