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シソーラスデータベースは検索の手段としてのグルーピングが基本となるが、今回のシソーラスの対象となる主題(ディスクリプタ)は、論文や図書に取り上げられた主題を基礎としたが、美術史研究者はシソーラスと言うと、画風や画題に含まれる主題の階層概念をまず想定する。 主題の検索に関しては、我々の作成した「論文に含まれる主題」、文化財共通索引方式で提案される「作品主題」などの固有名に対して、上田氏らがその後発表した、「絵画の索引法:段階的絵画解釈を応用した三つの索引法によるデータベースの作成と評価」(注50)、「絵画データベースの検索手法:ベクトル型検索手法の可能性」(注51)など、「画像作品」を主体とした示唆に富む検索手法については、本シソーラスにおける作品検索に関して、文化庁の「共通索引方式」とともに、今後の拡張計画の参考となろう