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美術に関するシソーラスでは、1990年にPetersen, Toni氏が"Art & Architechture Thesaurus"(以下AATと略す)を著したが(注44)、日本美術に関するシソーラスとしては大まかで、時代区分や主題の間違い、階層内はアルファベット順であること、遺漏した主題が多く、日本美術シソーラスとするには妥当ではない。
参考までに日本美術関連部分のシソーラスを別表2に記載する。

国内では上田修一、伊藤可恵の両氏が"美術シソーラスの問題点−シソーラスの試作とその検討"(注45)でシソーラスを試作している。
上田氏は"美術分野のシソーラス"(注46)でカテゴリー案を提示している(表3)

それによると、絵画カテゴリーには様式名、材料名、技法名が含まれ、様式名は上位下位の関係を明確にし難く、階層化はせずに列挙的に表示し、代表的画家を含めておけば、その範囲を暗示的に示し、検索に役立つとしている。