1999年
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1999年
「斎藤家の核弾頭」
篠田節子/朝日新聞社
[THE NUCLEAR WARHEAD
OF SAITO FAMILY]
SETHUKO SHINODA


【制作ノートC】
SF小説のさし絵やカバーイラストを頼まれた最初のころ、気にしたのは「この絵は作者のイメージとは違うのではないか?」ということです。しかしそれは書いた人に聞いてみない限りわからないこと。 そこで、機会があったときさし絵を描いたことのある作家本人に聞いたことがあります。「あの小説で宇宙人が出るとき、どの程度頭の中で姿をイメージして書いているのですか?」答えは「ぜんぜんイメージできてないまま書いてます。」でした。
これは作家にもよるのでしょうが(服装のブランド名まで細かく書く人もいますからね)特に現実にない物の描写が多いSFではおおむねそういうモノみたいです。
これが悪いということではなく、小説は文章に書かれてなければその部分は読者それぞれが勝手にイメージをふくらませて読めばいいわけで、たとえ作者の考えとは違ってもそれはそれでかまわないのだと思います。
そういうことに気が付いてからは「私にはこう見えるんだからしょうがない。」と開き直って絵を描くようにしています。