知人よりアラスカ・北極野生生物保護区への緊急サポートのリクエストが舞い込んできました。ご賛同頂ける方は、アラスカの自然を残す為に御協力御願いします。以下に内容を転載いたします。
『ぼくは”遠い自然”という言葉をずっと考えてきた。(中略)私達が日々関わる身近な自然の大切さとともに、なかなか見ることの出来ない、きっと一生行くことが出来ない遠い自然の大切さを思うのだ。そこにまだ残っているということだけで心を豊かにさせる、私たちの想像力と関係がある意識の中の内なる自然である。』 (星野道夫 「ノーザンライツ」 (新潮社)より)
写真家・故星野道夫さんが特別な土地として愛し、星野さんの友人でもあるシリア・ハンターさん、ジニー・ウッドさん、メアリー・シールズさんらが保護活動を続けている土地、北極野生生物保護区(Arctic National Wildlife Refuge、略:アークティック・リフュージ)が、今、油田開発問題の最大の危機に、直面しています。
(御参考: この経緯や背景については、先に引用した星野道夫氏の著書「ノーザンライツ」に詳しく書かれています。)
次代大統領であるジョージ・W・ブッシュ氏(共和党)は、選挙活動中、アークティック・リフュージでの油田開発を許可すると明言しました。ブッシュ氏側は開発に関して様々な政治的、経済的利点をあげていますが、その論拠を根本から揺るがす実証なども存在し、背景には石油産業の利権等がからんでいることがうかがわれます。一説によると、石油会社が目論んでいるのは日本などの極東諸国に対する輸出による利益とも言われています。
ブッシュ新大統領が就任する直前、ビル・クリントン大統領(民主党)がホワイトハウスを去る1月20日までの間に、アークティック・リフュージをNational Monument (国定記念物)に指定する権限を行使することが、今迎えている最大の危機を回避するひとつの手段です。国定記念物に指定されれば、油田開発を完全にストップさせることはできなくとも、大きなハードルにはなり得るのです。
アークティック・リフュージは北アメリカで最後とも言える野生生物の聖地であり、手付かずの自然が残っている土地です。カリブー、ホッキョクグマ、オオカミ、グリズリーの他、渡り鳥など多くの野生生物の住みかであると同時に、カリブーに生存を依存して生きている狩猟の民である先住民グッチン・インディアンの神聖な土地です。彼らの祖先が2万年に渡って暮らしてきたこの土地が開発されてしまうことで、生き方そのものが覆されることになってしまうのです。
この問題は、一見すると遠くの場所の環境問題に映り、私達日本人には無関係な事だと無視されてしまいそうですが、石油の輸出先として日本が挙げられている以上、私達自身の日々の暮らし、生き方にも直接関係があることだと思います。
また、アークティック・リフュージを開発の危機から守ることができるかどうかは、アラスカ、アメリカだけの局地的な問題ではありません。将来、人類が地球環境を守り、自然と共存して生きていけるかどうか、私達が未来の世代に何を残していけるかを、今問われているのです。
1月3日(米国時間)、全米の支持者が一斉にホワイトハウスに電話をかけて、アークティック・リフュージの国定記念物指定をクリントン大統領に訴えかけました。
アピールは今からでも間に合います。あなたも、日本からの熱い声をホワイトハウスのクリントン大統領に伝えましょう!あなたからの一通のメールが、これからの時代を変える力を持っているのです!
President Clinton
1600 Pennsylvania Ave.
Washington, DC 20500
Toll free: 1-888-750-4897
Tel: 202-456-1414
Fax: 202-456-2461
E-mail: president@whitehouse.gov
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