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較正のために準備したもの
 さて、冒頭の「 ディーゼル車のタコメータについて 」で紹介致しましたが、
今回入手したタコメータは、エンジンによって駆動される交流発電機の
発電周波数から、間接的にエンジンの回転数を知るタイプです。
 点火パルスや燃料噴射配管の脈動とは違って、エンジンの回転数と理論的な
対応関係がありません。
 発電機は、ベルトを介してエンジンによって駆動されていますので、エンジンの
回転数と発電機の回転数は、比例関係にあります。
 この比例係数を調べれば、発電機の回転数(正確には、発電周波数)から、
エンジンの回転数を知ることができます。

 この比例計数を求める較正作業のために、写真の物を準備しました。
 左側の赤い物は、飛行機などのプロペラ等の回転数を計るための非接触式の
タコメータです。
 安物ですが、手元にあったので、これを利用することにしました。
 原理は、プロペラなどによって光が遮らせることによって生じる明暗の周波数を
プロペラなどの枚数によって回転数に換算する計測器です。
 棒状のプロペラ(左右にブレードが各一枚)の場合、1分間に2000回明暗が
変化すれば、1000rpmと言うことになります。

 写真の状態を説明すると、ディスプレイの左上に横棒のような絵が表示されて
いますが、これは、2ブレード用のモードが選択されていることを示しています。
 他に、3枚、4枚のモードを選択することができます。
 通常は感じることがないと思いますが、商用電源の周波数で照明に明暗の変化があり、
これを検知して回転数を表示しています。
 50Hz → 1秒間に50回プラス/マイナスが変化
     → プラス側とマイナス側で、1秒間に100回明暗が変化
     → 1分間に6000回明暗が変化
 プロペラが2ブレードの場合、明暗の変化が、1回転で2回起こりますので、
これで換算すると、1分間に6000回の明暗の変化は、3000rpmに相当します。

 右側の白黒の円盤は、エンジンの回転によって、明暗を生じさせるために
厚紙で作りました。
 これをカム・プーリーに取り付けて、カム・プーリーの回転数を計測する
作戦です。
 カム・プーリーは、理論上、エンジンの2回転につき1回の割合で回っている
はずです。

 タイミング・ベルト・カバーを外してから気づいたのですが、燃料噴射ポンプの
プーリーも、同じ径(同じ回転数)のようです。
 作業スペース的には、こちらで計測した方が、良かったみたいです。